なんもおぼえてない おぼえてないもんはおぼえてない

 F校正門を出て右、徒歩1分程歩いた場所に突然欧風カレーの店が爆誕! これはF校生を相手にしているのか、それとも同じく程近い所にあるF校親玉大学学生を相手にしているのか、いずれにしても一度は経験しておこうと思い……いや、オモテの看板に手書きされた「やっと…Openしました!!」の文字及びその下に描いてあるカレーの絵の禍々しさを見たら入ろうと決心するのに相当な勇気を要したんですけれども、11時オープンの店の前で11時5分から10分間待っていたら中から現れた店主が「あぁ、忘れとった」と「close」の札を「open」にひっくり返した瞬間に後悔はしたんですけれども、結構広い店内なのに食券機がショッピングモールのフードコートのジューススタンドのみたいなちゃっちぃやつだったのを見て失敗を確信したんですけれども、着席した私に水を出そうとしてくれた店主が「あっ!」と小さく叫んで水を出さずに回れ右した理由が何かと思ったら指先から謎の出血でその治療のためだったというのを知って斜め上だといっそ感心したんですけれども、ビーフカレー600円(ライスは200~400gの選択)のルーを大鍋から注ごうとした店主が途中で「……温いな」と言ってルーを小鍋で温め直し始めたのを見て逆に味が楽しみでたまらなくなったんですけれども、結局具無しのルーの味はと言えば遊園地だとか博覧会だとかの売店のあれ、名付けてパビリオンカレー!
 生徒「結局、美味しかったんですか? 美味しくなかったんですか?」
 教員「いや、僕、パビリオンカレー、好きだもん」

 本日は希望者外部模試(東大・京大・九大)の2日目。日曜出勤ですが、監督だけなので楽っちゃあ楽です。高3担任団の出勤は、これは正規の日曜出勤だと認めて頂けるのでしょうか。

 誕生日なのに旦那が出張、こんな日の夜に独りは嫌! と誘われたので人妻と飲みに行く……っつったって行くのが私で相手が事務嬢さんなんだから単なる女子会ですし、そこに英語パイセンが乗っかってきたっつーんだからこれはもう台風がどうとか言うレベルを遥かに超えた地獄の様相を見せるのが必至。
 夕方前に自宅に戻り、母君の夕食を16時に出しました。早めに出したのは昼食を採られていなかったからです(18時の飲み会に遅れない為ではなく)。ブリ焼いただけ(塩焼き)、豚をしゃぶしゃぶしてオクラを茹でただけ(ゴマだれ和え)、温泉卵を市販のもずく酢にぶちこんだだけ。

 さて、「女三人寄れば」というのは差別的な死語かも知れませんが……あれ、これ、最近の日記に書いたな。そうそう、20日の「あずきバー」パーティーだ。あれは女子生徒3人、かわいい……とか言ったらすぐに「セクハラ!」とか言われそうなんで怖いですが……まぁ子どもらしい微笑ましいもんです。でも、こっちのアラフォー……っつっても30代は私だけで、ついに事務嬢お姉様も「あちら側」へ行ってしまったんですけれども……の会話は微笑ましいというより笑顔も引きつるような。
 私「10の位が変わるとねぇ。今日は事務嬢さんの誕生日パーティーだけど、私からしたらフェアエルパーティーで、パイセンからしたらウェルカムパーティー」
 パ「殺すよ?」
 嬢「どうせ池ノ都先生だってすぐにこっち側に来るんですから」
 私「『おっさんずラブ』の最終回(の春たん)みたいにね。『ちょっと待っててーっ!』って」
 パ「あ、その話する? 最終回の? 話すよ? 泣くよ?」
 嬢「何? 何? あっ、これが噂の」
 私「さようで御座います。こちら、OL民で御座います。お熱いのでどうぞお気をつけ下さい」

 ……って、上記やり取り以外覚えてない(わけではなくそこまで酔っ払ってはないんですけれどもとにかく覚えてるあらゆる話がここに書くことができない内容ばっかりなので覚えてないということにしとこうっていう方向でひとつ)。