Keep Rolling

 昨日のカラオケ曲目リスト、凄いですね(有り体に言えば「キモい」)。ユーミンが28曲(「今だから」含む)なので、28回のカラオケだということが解ります。年に4~5回、1回につき14~15曲だと考えたら大体計算が合います(6年で404曲)。井上陽水「夕立」みたいに複数回歌っている(っつか歌わされている)曲もあるので、数は概数です。
 リストを見ると、今度は好きなのに歌っていない歌が解る仕組みです。例えば、次のカラオケでは日吉ミミ「北風ぴゅうぴゅう」と奥田民生「愛のために」とシャ乱Q「上京物語」とサカナクション「なんてったって春」と……は歌いたいなぁ、とか。桑田佳祐なら「月」も「東京」も歌ってないんだ意外、とか。
 松任谷由実28曲、中島みゆき25曲、フジファブリック17曲、サザンオールスターズ17曲、井上陽水15曲、というのが抜きん出てて、以下、KANA-BOON研ナオコ8曲、YAPOOS7曲、サカナクション山下達郎6曲、KinKi Kids桑田佳祐戸川純5曲、UA倉橋ヨエコMr.Children和田アキ子4曲、ANATAKIKOUゴダイゴ平井堅細川たかし山崎まさよし由紀さおり吉井和哉RHYMESTER3曲。我ながら妥当なんですけれども、ミスチルだけは意外。本当に何を歌って良いか思いつかなくなって、ギリギリの(オツカル様の歌が終わる直前の)ところで仕方なく入れたんだろうな、と。

 さて、ここからが本日の日記。
 
 昨夜の「水木食堂」では、2回目鑑賞のオツカル様、1回目鑑賞の私・がっ様で『カメラを止めるな!』の感想戦が盛り上がりました。周囲の耳を憚りながらです(まだ観ていない人にネタバレをしてはいけないから)。一回鑑賞した後なら情報解禁でも良いだろうと思い、昨日の夜にホテルでTwitter検索してみたんですけれども、まぁ出るわ出るわ絶賛の嵐。凄いのは、映画を絶賛する誰しもがネタバレを徹底回避して「面白いから観て!」としか言っていない点。ここで唐突に『おっさんずラブ』の話ですけれども、OL民ってとにかく優しいんですね。Twitterで萌え狂って超絶にテンションが高いのに、攻撃的だったり嫌なことを呟いたりする人が殆ど居ない(関知できないレベルで少ない)。『カメ止め』を絶賛している人たちも同じで、ネタバレをしないように気を遣いながら色々な人に映画の魅力が伝わることを一心に願っているのが伝わってくる呟きが多いんです。
 やっぱさ、優しい気持ちになれるのはいいよねぇ、と、健康起床・入浴後に三越前に出てコレドのシネコンで『カメラを止めるな!』2回目を観て(1回目以上に楽しめて)、映画館を出る前にそのまま券売機の前に並んで明日の昼の回のチケット(3回目!)をとってるあたり、どのくらい自分がハマってるのかが解ります。我ながら凄ぇ。
 昨日のオツカル様・がっ様とのトークでも、仮に年末『ガキ使』で『カメ止め!』のパロディ映像を流すなら、あの超適当プロデューサー役はアパホテル社長だよねぇ、でもってその下の適当プロデューサー役は袴田吉彦で一択、とか阿呆なことを言ってたんですけれども、今日2回目を観ながら、これ、真央ちゃんと和明くんは将来恋愛しても良いだろうし、ってか父親にも殴られたことない意識高い系俳優を当て書きされる長屋くん(和明くん役)ってどうよ、とか色々妄想したりツッコんだりしてる私は、所謂『カメ止め』沼にハマりつつあるんじゃないのか、とか。

 映画の後は神保町に移動、先ずは「カヴィアル」に二番乗り(10分前に店に着いたら先着が1人)で欧風ビーフカレーが美味しくて(瓶ビールを1本半)、更に店を出た3分後に古本ワゴン投げ売りで霜山徳爾『人間の限界』が100円で買えちゃうし、何だか素敵な日ですよ。
 ノープランの丸の内線は池袋まで帰るのが勿体なくて本郷三丁目で下車、赤門を潜って構内を散策した後で龍岡門を出て暫く歩いたら湯島天神です。一文で書きましたが徒歩60分超ですから着ていたシャツは汗でダメになりコンビニで買い直し、折角63回生の男く祭Tシャツを選んでいたのですが、副実行委員長のMくん(今夜のお相手)に披露することは叶わずでした。湯島天神ではB組用に合格祈願のお守りを買って、縁起物の鉛筆を人数分購入しました(センターの時にでも使えるように)。
 湯島天神の出口真ん前から出ている都バスに乗れば高田馬場まで連れて行ってくれるということで、「ちょっと上から目線」(by古市憲寿キュン)で車窓を楽しみながら馬場へ。一度寄ってみたかった喫茶店「ロマン」でミルクセーキを。50年来のミルクセーキは「これぞ」の味で逆に唯一無二という感じ。ここで読んだ本(?)も同じく唯一無二で67回生からの誕生日プレゼント、生徒手書きの物語は題して『ブラタツヤ』、150人超のリレー小説です。幸せ。

 高田馬場から池袋に戻った後、東は西武でB組諸氏・「もりき」ご一家・事務嬢さんご夫妻へのお土産(スイーツ)を購入。ホテルに戻って荷物を置いて入浴、着替えてホテルを出発し、念願のお気にネカフェ北口店を初体験(部屋も機材も新しくて最高、但し規模は小さく飲み物の種類は東口店に比してかなり弱い)。時間を見計らって池袋→渋谷→神泉。
 今日の待ち合わせは17時50分に神泉駅前ローソン。駅徒歩5分のスペイン料理「ミネバル」にて、お相手は63回生Mくん(教育実習生だから「M先生」って呼んでもいいのかも)。

 タパスコースのメニューは、食材だけが書かれた7種類。「人参 卵 タコ」「イベリコ豚 津軽鶏」「鰹 トマト」「鱧 きのこ」「仔羊」「米」「ルッコラ」。前菜とリゾット・デザートの3品を除く4品に関しては、シェリー4種をペアリングで注文することができます。過去(大学3年とかかな)にポートワインで撃沈した記憶を持ち、シェリーとか言われても「安っぽい格子が うるんで見えるのは 安っぽいシェリーが まわるせいね」(中島みゆき「涙~Made in tears~」)くらいしか思いつかない人間です。ハッキリ言って4種ペアリングに耐えられる自信はない。
 のに、郷に入ってはの倫理観と大人なところを見せたい虚栄心とに負けてビールの後はシェリーのペアリングを注文。Mくんはビールの後は白ワインのボトルです。私のシェリーを1口目だけMくんに味見してもらって、Mくんの白ワインは2人でシェアして、要は私はビールの後に白ワインをチェイサーにしてシェリー酒を飲んでるって話で。

 私「んなことしたら酔っぱらうに決まってるだろっつーの」
 M「でしょうねぇ」
 大体一言ずつのやり取りを取り出したら二人の関係性は見えますね。さて、「ミネバル」の料理は美味しかった(ちょっと塩味が濃かったけれどお酒には合うかな)んですけれどもとにかく分量が多くて吃驚。酔い(私)と満腹(二人)とで如何ともし難い身体を引き摺るように歩いて神泉から渋谷へ。もう一口だって食えない二人が入ったのは道玄坂の「日比谷バー」だったんですけれども、ほぼ無人(先客1人)の店内に入った途端に人の良さそうなバーテンさんから「済みません、フードメニューがほぼ売り切れてしまったんですけれども、宜しいですか?」と訊ねられた瞬間にヒザを叩きました。「願ったり叶ったりです!」

 一次会の話題は、63回生の就職先のこと(ストレートで4年生を終えられそうな卒業生がそこほど多くない上に院進の人も多いから、就職組は少ないです)とか、Mくん自身の身の振り方のこととか。高校時代はクラス総代の才人ですから、どうとでも出来るんでしょうね(東大数学科4年、その後は院進? 就職? 教免取れたんだったらF校数学科でも良いのよ~)。
 二次会の話題は、主にバーテンさん任せでお酒についての色々。ジンだけで30~40種類置いてると言われて吃驚したんですけれども、でもって実際に「そんなに置いて意味が」と言いかけちゃったんですけれども、よく考えたら日本酒だって興味が無い人から言わせれば同じなんですよね。シェリーより白ワインの方が圧倒的に美味しいと思ってしまった私は、ここでは冒険することなくアイリッシュウィスキー(ロック)、ハイボールジントニック

 健康睡眠。