個人の感想です。効果には個人差があります。

 荻上チキ『いじめを生む教室 子どもを守るために知っておきたいデータと知識』読了、★★★★。以下、140字tweetが続きます。
 ①荻上チキ『いじめを生む教室 子ども守るために知っておきたいデータと知識』読了。氏の活動には敬服、データも知識も必須。それでも、データと知識とは会議での説得のツールで目前の生徒への当てはめは危険(知りつつ使わない物)、という実感。未熟者の場当たりで良いのか、と言われると窮しますが。
 ②担任(或いは副担任)として、いじめにも不登校にも対処した経験は(割と何度も)持ちます。適切な対処も不適切な対処もあったと思いますが、それらから抽象した教訓や自戒は無いというのが正直なところ。後輩に向けて敢えて何か一つ捻り出せと言われるなら、「いじめは職員室から始まる」と答えます。
 ③もう一つ言うなら、「他者の気持ちは決して解り得ない」という事実。生徒には最初に「『きみの気持ちは解る』という言葉は嘘だ」と言い切ります(国語はここから始まります)。目前の生徒にデータと知識とを当てはめるのは、解りたい欲求を解ったという傲慢に変質させる危険がある。無鉄砲の所以です。
 ④逆に、私は生徒の「大人は解ってくれない」は無視します。嘗て或る先輩から「うちの組のA子が『池ノ都先生は私が何を解らないかが解らない』と言った」と言われた時も、「A子さんは私に話しかけたことがないので当然です。彼女がそれで何かを言った気になっているなら頭が悪いですね」と応えました。
 ⑤明日は昼に天神で面談。66回生某くんは京大を目指し浪人中で、電話で申し込まれた現代文添削をやり取り(郵送)する内に、夏の面談を依頼された次第。彼が何を解らない(私に聞きたい)のかは解りませんが、解って欲しいというアプローチ・シグナルがあった以上は応じます。顔も知らない生徒でもです。

 母君の朝食作成、買い物の後昼食作成。この2つの作業の間に、auショップスマホの機種変更をしてきました。手続きや機種選択、プラン変更やデータ移行、等々様々な作業が結局2時間弱続いたのですが、1対1で対応して下さった店員さんはとても親切でした。私の使用状況をご覧になった上で、最新型ではなく一つ前の型を薦められます。私も特に拘りがあるわけではないのでそれでお願いしたのですが、最新の型ではないために保護フィルムが店舗在庫なしという状態。
 私「他店舗にあるでしょうか?」
 店「いえ、Amazonがお早くてお安いかと思います」
 私「この機種専用のフィルムを私ごとき素人が探せますでしょうか」
 店「あ、それはで御座いますね、この箱に書いております『SOV36』というのを検索ボックスに入れて頂きまして、合わせて『フィルム』などと」
 私「わぁ、すみません! そんな敬語駆使の『ググレカス』なんて言わせて」
 2人で大笑いしました。

 午後は学校で仕事。7日に東京のホテルから(事務室宛に)送った荷物が漸く到着しました。豪雨・台風等の影響で長くかかることは言われていたので問題はありません。
 帰宅後に母君に夕食を出して入浴、母君がお休みの後で居酒屋「S」で読書独酌……「もりき」で日本酒の会に参加すると言っていた口約束を完全に忘れていたことに気づいたのは散々飲んで帰ってベッドに入った後でした。