この人も異能の天才

 10月28日(日)の夜、吉祥寺で高橋徹也。20年前(高3)に発売された2枚のアルバム『夜に生きるもの』(2nd)『ベッドタウン』(3rd)に衝撃を受けて以来大好きな歌い手で、20年来のファンなのにライブ未体験という唯一の人(今日の日記のタイトルは、『夜に生きるもの』に参加した菊地成孔が彼を評した言葉です)。その彼が、前述2枚のアルバム(異形にして偉業)の20周年を記念して再現ライブをやるというのです。これは私の中に居る18歳の私のためのライブです。
 時間割調整は可能。ライブ以外の用件(飲みとか書店巡りとか)も我慢できます。取りあえずライブのチケットは押さえました。後は、勇気と母君への少しの非情とだけですね(ショートステイを頼むことになるでしょうから)。

 昨日の日記に書いた通り、本日から仕事着で出勤。午前中9時~11時、午後13時~15時の2部構成で、職員研修が行われました。その他の時間は、生徒の調査書を打ったり学級通信を作ったり(生徒の後期課外初登校は明後日)と、色々デスクワーク。大学が夏休みに入っている卒業生も続々と遊びにやって来て、旧担任団の先生と語らったり。お盆を外して来るのは気が利いています。今年も、15日とか16日とかの無人の(私は居ましたから厳密には無人ではありませんが)職員室に来てとぼとぼと帰るという卒業生が散見されました。

 自転車で自宅からやや遠いスーパーへ買い物に。いつも利用している血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meマート」に茗荷が入らなくなったのです。私も母君も茗荷が好きで、小料理屋「A」のママさんに茗荷の酢漬けの作り方を教わって以来常備しています。冷や奴の薬味にしても良し、ゴーヤとツナと和えても良し、炒めて卵でとじても良し。大体、母君に出す一日三食の中で2品は茗荷を使ったものがありますね。
 スーパーの仕入れに季節を知らされる人間になるとはねぇ。茗荷は少なくなりましたが、母君のお好きなミカンは少しずつ安くなってきました。

 夜はいつものように「もりき」に、と思ったら開店時刻を大きく過ぎているのにシャッター。その場でタクシーを呼んで直感で浮かんだおでん屋「H」まで行ったら満席で振られたので、そこから徒歩10分弱の居酒屋「Y」(先日事務嬢さんと初入店して大当たりだったお店)で独酌読書。「Y」のマスターと色々お話したんですけれども、マスターは小料理屋「A」のママさんとお知り合いだそう。私と事務嬢さんとが帰った後、2店共通のお客さんから「あの人、『A』にも行ってるよ」と言われたんだそうです。
 折角文化街の方まで来たんなら、ということでライブバー「A」で軽く飲んで歌ってから帰宅。