久島のデザートは その満点をもはるかに超えてうまかったのじゃ

 アーバンギャルドのおおくぼけいさんと戸川純ちゃんとがピアノと歌だけのアルバムを11月に発売するそうです。「肉屋のように」「バージン・ブルース」等の従来の純ちゃんのレパートリーに加え、いくつかのカバー曲(若しかしてオリジナル?)も収録されているようなのですが、その中に「クレオパトラの涙」という曲名。これ、若しかして由紀さおりが歌った「あの曲」なんでしょうか? 手塚治虫のアニメ映画『クレオパトラ』の主題歌で、作詞が中山千夏、作曲が冨田勲。美しいスキャット(というよりもはや溜め息)が印象的な、「夜明け~」の翌年の歌唱です。高2の時に通販で買ったアニメ主題歌大全みたいなCD-BOX(今も愛聴)で初めて聴いた時には(エキゾチックだし色っぽいしだしで)ドキドキしました。もしも「あの曲」なんだったら、現在の純ちゃんのキーでどんな歌唱になっているのか、楽しみ半分ハラハラ半分というところですね。
 来年の2月26日に東京で観劇(感激)する予定の、中島みゆき「夜会vol.20 リトル・トーキョー」。今回の共演者に渡辺真知子の名前。どういういきさつで共演が決まったのかは想像がつかないですし、演技をしているイメージも全くないのですが、とにかく好きな歌手なので観られることが嬉しい。舞台への期待度がアップです。

 27日上京の夜はやれ楽しみなりでっくんとの逢瀬、店は虎の門でお医者様をやっておられるでっくんの選択だということで楽しみにしていたのですが、今日届いたメールで泉岳寺の焼き鳥屋「T」が指定されていました。B級グルメ焼き鳥の聖地K市から出向く客に焼き鳥とは生意気な、と思ったら焼き鳥屋というより焼き鳥を中心とした肉料理の懐石を出すお店だそう。最初に約束を取り付けた時には虎の門のお医者様の財力・金銭感覚を想像してガクブル、精一杯の背伸びというかブラフかます勢いで「客単価20000円以下で!」とメールしたら「そんな高いところには行かない」って言ってたんですけど、今サイトを見たら料理はコース8000円で消費税とサービス料10%とがかかるって書いてありますね……。メールで質したら「20000円は行かないはず」だって。理系か。

 4時前起床、書斎で校内模試の採点(これは添削をしないのでサクサク)を少しだけ進め、入浴後に母君の朝食作成。学校には8時入り、今日の業務は校内模試(2日目、英語・社会理科)監督及び採点。
 5日の日記に書いた「満点以上」の解答が、本当に1枚出てきました。採点を始める前に解答解説を印刷する(試験終了直後に生徒に配布する)形式なので、こちらの準備した解答に抜けていた(かつ解答にふさわしい)要素があった場合、想定している配点とは別に加点をすることにしています。すると、満点以上(今回の試験では或る記述設問で10点満点中11点)が出て来得るんですね。今回はA組文系の某さん。61回生以来6年ぶりのことで喜ばしい。
 全体的な得点は、5割弱の予想で5割(ほんの少しだけ)超。「やや良い」とするほどまでは行かないけれども心配要素のない「例年並み」です。東大に思いっきり「寄せて」作ったので、東大以外(京大・九大・一橋等)の過去問に親しんでいる人には不慣れな形式でした(誠実に書いてくれてはいますが、やはり東大組よりはやや点が下がります)。現役生・校外生の差はほぼ無しですが、得点的には現役生の方が(ほんの少しだけ)上で面目を施しました。文理別に見ても、現役生・校外生ともに文系が理系を上回っています。

 18時まで採点業務、職員室の日直が回ってきていたので下校を促す放送と校内巡回と。自転車で帰宅後、母君の夕食を作ってから入浴。母君がお休みになった後、近くの焼き鳥屋「K」で串とお好み焼きとを食べて、閉店間際のスーパーで食材を幾つか購入して帰宅。
 川西ノブヒロ『バスルームのペペン(3・4)』読了、★★★★。とにかく主人公の造形のかわいさがあれ。登場人物全員が優しいというのは潮流なのかな。そんな中で、多少のシリアス(不穏な)展開の兆しにも注目。

 20日にとある方と2人で飲みに行くお店を決める必要があり、割烹「G」にダメ元で電話したら個室は埋まっているけれどもカウンターならという返事。個室(テーブル)で向かい合うと緊張してしまうお相手なので、カウンターの方が気安くて良いかな。あそこのカウンター、居心地が良いし。
 明日は同じく小料理屋「A」のカウンターで56回生Nくんとお久しぶりさし飲みの約束(LINE登録の恩恵?)。こちらは、向かい合おうが隣同士だろうが気兼ねのない相手です。