僕と似てる グッバイ グッバイ グッバイ

 椹木野衣『感性は感動しない 美術の見方、批評の作法』読了、★★★。表題の文章は一橋大学200字要約を始めとして方々の大学で出題し尽くされたもの、適度な読みにくさで確かに入試にはぴったり(200字の要約は至難ですが)。文章を書くときの拘りについて述べた部分はこれぞプロ、でした。

 3時起床で東大特講の添削。入浴、朝食作成。本日は朝から3時間の年休を取って母君の通院介添。8時10分に病院に到着して受け付け、採血とレントゲンとを行ったあと、30分ほど待たされて9時15分にY先生の診察。足腰の動きは緩慢になっていく一方ですが、身体の内側は肺の中も脳の中もずっと変化なしで治療(服薬)継続。予断は許しませんが、年は無事に越せそうです(そう言えば、来年のお節料理は、市内の割烹「G」に予約しています)。Y先生にお願いしたら、予約なしでインフルエンザの予防接種も受けさせてもらえました。これがあったので病院を出たのはいつもより1時間ほど遅い10時過ぎ。西鉄K駅構内のスーパーで母君のお弁当を購入してタクシーをお見送り、私は書店を覗いたあとで学校へ移動して11時過ぎから仕事を開始。

 最初の仕事は4限の文系東大二次対策授業。先日66回生Sくんから電話で質問があった市村弘正「『残像』文化」を取り上げてみましたが、やっぱりこれは難敵で優秀な人たちでも50分で解き終わるか解き終わらないか。A組の黒板には解説用の板書が準備されたままの終了時刻、こういう時にどうするかは悩みどころですが、偶然にも東大志望の文系は金曜「だけ」放課後の特講がないスケジュールなのでそれを活かすことに。
 ・教材の解説はA組で放課後に行う(16時から30分程度)。
 ・同時刻にA組で行う京大文系現代文特講はB組に教室変更(京大組が問題を解いている間にA組で解説を終わらせて、そのあとB組に移って京大の解説)。
 ・5限と6限とは演習授業で黒板を(殆ど)使わないので、板書準備はそのまま放課後まで残しておく。
 2教室で時間をずらして特講をするのは、63・64回生の時の土曜放課後に毎週やっていたことですからさして苦労はありません。

 6限は学年会議、放課後は京大現代文特講(芥川龍之介書簡文)。これで、連休に添削をするノルマが3種類(文系東大以外のコース、文系東大市村弘正、文系京大芥川龍之介)になりました。結構重労働ですね。

 自宅に戻ってから母君に夕食をお出しして入浴。19時半からの飲み会は居酒屋「Y」からライブバー「A」。3時起きの身体が日付を跨ぐのはちょっと、と言ってるのに逆らわない時刻に帰宅。