いってらっしゃいまし…まし…まし…

 東京のオツカル様から「買えたよ~」というメッセージ。昨日を以て活動休止に入る絵恋ちゃんさんの最後の単独ライブで、代理の物販購入をお願いしていたのです。夏のライブのBlu-rayと、CDが完売していた(Download購入しかできなくなっていた)音源を集めたCD-Rで『EREMANIA』というベスト(?)盤。確かに「やよいちゃんにはかなわない」(ライブでは間奏中にファンが反復横飛びを強いられる曲)は是非是非欲しかったけれども、こういう形で手に入るというのは複雑な気分。オツカル様のtweetによれば「還ってくる」宣言(っぽいもの)はあったようなので、音源を聴きながら待ってるしかありません(私は片足の先っちょをつっこんだだけのリスナーですが、筋金入りの「にすと」さんたちはどう思ってるんだろう)。
 『EREMANIA』の収録曲、以下。①あなたも私も悪代官 ②キリタンポ! ③KISSもご飯もおかわり ④スシ食ってんじゃねェ! ⑤アルルの女 ⑥やよいちゃんにはかなわない ⑦一生のお願い ⑧頭痛い ⑨散歩 ⑩天狗 ⑪it's my precious day

 さて、3時起床の書斎で添削三昧。東大・京大・一橋大・九大・東北大・阪大の過去問を八艘跳び、人で言うならば市村弘正芥川龍之介西田幾多郎大森荘蔵野矢茂樹中村雄二郎永井均の7人。
 入浴、母君の朝食準備、書斎でセンター評論(佐々木敦)の板書準備、の後で出勤。

 午前中はデスクワーク、5・6限にセンター評論の授業。2015年評論は佐々木敦、16年は土井隆義『キャラ化する/される子どもたち』。前者はggrks時代における「啓蒙」の要不要を、後者は現代の若者のアイデンティティーを考える文章で、どちらも現代のサブカルチャーに言及しているために語注が面白いことになっています。15年なら「ツイッター」「ゼロ年代」、16年なら「メイドカフェ」「やおい」「伊藤剛」などなど。とまぁ、身近な話題なら点が取れるのかと言われたらそうでもないんですけれども。因みに、15年佐々木敦を授業で解説するのは初めて(そらそうだ、3年ぶりの高3現代文なんだから)。正直、お生徒さんたちがどの程度まで理解できるのかが判らないので、焦点が定めにくいままの板書・解説になってしまいます(一度解かせて採点をすると、全体的な出来や間違いの多い問題が分かるので、二度目の解説からはある程度焦点が定まります)。

 終業後は自宅にて母君の夕食作成、入浴。夕食は二日市に出て「月空」。
 RENA『本橋兄弟(1・2)』読了、★★★★★。表紙の絵で敬遠していた漫画を思い切って手に取ったらかなりのヒットでした。最初こそ兄弟2人の見分けがつかなくて困りましたけれども、キャラが入ってきてからは自然に。2巻ラスト、オーナーの「こういう時は『すいません』じゃなくて『ありがとう』だよ」には惚れました。