同じじゃないのね ただ問いかける ただ問いかけるよ

 ちょっと前の日記に、予備校の秋の冠模試と自作の校内模試とで出典が被らないかハラハラする、ということを書きました。校内模試も大変ですが、もっと大変なのは中学・高校の入試です。
 例えば、前年の入試(1月)以降に発表された文章を現代文で出題する場合は問題ありません。他校の過去問と被ることはあり得ませんし、発表直後の文章が余所と被ったとしてもそれは「仕方ない」で済みます。しかし、前年の入試以前に発表された文章を出題して、それが他校の過去問と被っていたらこれはかなり「恥ずかしい」。ですので、一年以上前の文章を出典とする現代文、及び全ての古典については、他校の過去の入試問題を照合することになります。例えば高校入試なら、旺文社から出ている『全国高校入試問題正解』シリーズを10年分くらいめくって、掲載されている全ての入試の出典をチェックします(このシリーズ、個人的趣味で毎年購入していますし、職員室にも毎年分が保存されています)。
 確か2011年だったかと思いますが、京大の理系現代文で出題された林達夫の文章が、同大の四半世紀程度前の過去問と全く同じだった(傍線部は全部違う場所でした)ことがあります。何故そんなことをしたのかは判りませんが、一番野暮な邪推をするなら、予備校の模試に的中されたのかなぁ、とか。

 3時起床で昨日の東大文系現代文(05年文系、小池昌代)、及び京大文系現代文(81年、井伏鱒二)を添削。母君の朝食はポテサラ・大根煮つけ・金時豆、が全部Hさんから。後は冷や奴です。楽!
 1限はデスクワーク、2・4限が授業(11年評論、鷲田清一)。間の3限で自宅を往復して母君の昼食。放課後の特講は(秋の冠模試受験のため)休講なので、生徒面談(小論文)をしたりデスクワークをしたり。

 夕方に帰宅した後は母君の夕食を出して入浴。今日の夕食には、初めて鍋の素(ポーションタイプ)を使ってみました。水200gに1ポーション、具材は白菜(大量に切ってタッパーに保存)、豆腐、豚肉のみのシンプルなもの。お椀に入れてスープ風、プレートの1/4スペースにぴったりはまります。
 夜は居酒屋「A」で読書独酌。牡蠣のグラタンと鶏肉のパスタ。前者500円、後者550円。毎度毎度不思議ですが、ここ、どうやって利益を上げてるんでしょう。こないだ校内模試検討会の後でやった担任団有志食事会では、ベテラン英語先生が「ここの刺身は旨い!」と言って下さったし、世界史女性先生が「お米が立ってた!」と褒めて下さったし、味は本当に確かなんです。
 読書独酌。読書は山本周五郎森博嗣土屋賢二。独酌はキリンラガー(瓶)から「島美人」。芋焼酎は水割り、氷は入れずに5:5です。