その話は今日はやめておきましょう

 年末上京、今年は4泊5日。その予定を立てるのは流石に早いのですが、前回(10月末)会えなかったオツカル様とのリベンジは当然で、秋に61回生Sくんと予約してて、でもってイツメン56回生とも約束済みなもんで、既に夜は1日しか空きがない状態なんですね(3件の日程は調整中)。まぁ、休み中の学生なら昼にも会えるし(今回は全日程が平日なので社会人の昼は無理ですね)、年が明けてから福岡市やK市で会える人もいるでしょう。

 4時起床、書斎で作業、入浴後に母君の朝食。曇天、極寒……とまで言うと大袈裟ですが未明の気温は3度。通勤の手もかじかみます。
 2001年のセンター追試は野矢茂樹先生の『哲学・航海日誌』。文化人にわざわざ「先生」をつけてしまうのは駒場一年生時代の「基礎演習」の担当が野矢先生だったからであれは東大に入った個人的メリットの五指でした。で、本日1限、その問題を20分で解かせて、後半で解説……してたら、理系クラスだから現代文がアウェイなのは判るけれども今日の無反応興味なしって雰囲気はいつにも増して酷くない? というもの。授業の雰囲気で生徒を叱るような野暮はしませんが違和感はありまくりで職員室に戻って、回収した答案を採点して腑に落ちました、50点中平均点が43点超。それだけ解けたら解説無用だわ。良かった叱らなくて、あれは誉めるところだったわ。ということで、2クラスめの授業からは解説内容を若干変更しました。

 授業が3コマで、お昼は自宅に往復して、その他の時間はデスクワーク(明日の文系東大コース授業の板書準備など)。放課後は文系東大特講で今日は10年の阪本俊生『ポスト・プライバシー』。第五問120字記述の設問に「筆者は他の箇所で」とあるその「他の箇所」を国語科の先輩先生が校内模試で出題なさった(ニアミス!)本です。これと、次回09年の原研哉『白』とで特講は中締め。冬休み明けまではセンターの勉強に比重を移して、センター後に二次対策授業として特講を再開します。センター前は、生徒の志望によってセンター・二次の勉強の時間配分が変わりますが、個々人がその時間の「管理主体」となる必要があります。

 答案を携えて帰宅、母君に夕食を出して、書斎で採点を少しだけ。母君がお休みになった後、「もりき」に出て独酌。冷や奴、サンマ。鴨コースの突き出しを味見させて貰ったのですがこれが美味しかった。去年までは鴨葱だったのですが、今年はワケギとクルミとで和えた小鉢に変わるそうです。