夜の街を駈けて 行きたい 声がかれても

 Twitterの広告で流れてくるhontoの「読書一生分キャンペーン」、100万という金額(正確にはポイント)のせいで「一年分」と空目してしまいますが、一応役所名付きの根拠があるそうで、具体的には、11501円(総務省家計調査による一世帯当たりの年間の書籍代)と87.26年(厚労省調査による日本人女性の平均寿命)とを掛け合わせたらほぼ100万円になるそうです。B組の学級文庫、読書1/3生分くらいはありますね。
 オノ・ナツメ『どこかでだれかも食べている』読了、★★★★。優しい人しか出てこない満ち足りた世界、食の記憶がテーマだから然もありなん。

 本日は授業が一コマで文系の東大、放課後に理系東大、ということで2つ合わせて東大の答案が70枚超。これについての添削労働には勤労感謝の日を充てればよいので比較的気は楽です。しかも、今夜は63回生体育先生にさしで飲みに連れて行っていただくというイベントがあって最高。
 3時起床、文系東大特講添削、入浴、母君の朝食作成、出勤デスクワーク、自宅往復で母君の昼食作成、4限授業、添削、生徒面談、放課後特講(答案には毎回その日の日付を書かせるのですが、プリント配布時に「今日は11月22日です、いい夫婦の日です」と言ったら嗤われました)、帰宅後に母君の夕食作成、タクシーで市内の居酒屋「I」へ。

 10月オープン時からたちまち人気店になった炭火焼き「I」のカウンターに二人で並びました。席毎に炭火の網が置かれており、ザ・網奉行の体育先生の指示に従って焼く・切る・食う! これがメチャクチャうんめぇ。3時間飲み放題込みのコース。飲み放題はワイン・焼酎・日本酒に銘柄こそないものの、ビールは生が香るエール、瓶がアサヒ・キリンを選べます。料理は、サラダ・鶏刺し・塩焼き・タレ焼き・〆ラーメンでお腹いっぱい。こりゃ流行るわ。
 「高3(の担任団)、疲れとるなぁ!」というのが開口一番のご挨拶で、こっちはんなことねぇっすうめえっす、と飲む食う喋るの若手芸(38ですけど)、話題は全て学校の話で教員というのは職場の話を始めたら幕が引かない、職員室から卒業生から保護者から中学高校生徒まで話題は融通無碍の八艘跳びです。3時間の飲み放題の後で文化街の小料理屋「S」に梯子して、またまた飲む喋る歌う、喉には自信がある方ですが最後は声がガラガラです。

 今夜のためだけに市内泊(有り難や!)の先生がお泊まりのホテル経由で自宅へ。ほぼ24時間置きっぱなしの身体はベッドで即落ちでした。