形のない愛を包み込んで

 15年の東大文系現代文は藤原新也「ある風来猫の短い生涯について」。当時ネットで問題を見た後で「絶対にこの文章は読んだことがある」と思ったのに出典が分からず、後で白泉社文庫版の佐々木倫子動物のお医者さん(6)』の解説だったと知って「そんなところから引っ張ってくるのか」と感心した記憶があります。難問です。今日は、授業後に、学級文庫の中の『メメント・モリ』を取り出して眺めている生徒がいて感心しました。授業が6限で、放課後には職員会議があったのでこの添削は明日の未明です。

 母君は今年最後の絵画教室。美術先生から、教室での母君の様子を写した写真を頂戴しました。これは貴重なショットです(私は写真を撮らないので)。毎週一枚絵葉書にクレヨン画(写真立てに入れて飾っています)。今日は鏡餅で横には「餅が食べたいです」と一言。夕食は雑煮にしました。

 しばらく読了の本がありませんが、今日はふらりと寄った書店で小沢昭一の伝記が文庫落ちしているのを購入。これは、東京で読むための本ですね。
 夜は「もりき」で独酌。カウンターには私以外に初めて見る若者が一人。見た感じ自衛隊で、多分「幹候」ではない。10年通うと、だんだん幹部候補生なのかそうじゃないのかがうっすら見分けられるようになってきました。