声にするのはこの合言葉 「タ」と「ダ」と「イ」と「マ」

 本日、旅/出張最終日。14時の飛行機なので、遊べるのは午前中のみ(午後は、経由駅の品川で学校関係者・飲み友達へのお土産を買います)。何となくの思いつきですが、今日は目黒駅に行くことにしました。大浴場・サウナ、荷造りをしてホテルフロントで宅急便手続き、池袋駅でネカフェ、山手線で目黒駅着10時50分。

 目黒では、評判のカレーうどん屋と寄生虫館とを訪問。カレーうどんが先で、寄生虫が後です。逆は有り得ません。先ずは、駅そば「こんぴら茶屋」で餅入り肉カレーうどん。11時開店5分前に到着したら一番乗り、店の中で待たせてくれました。11時開店直後から客が続々、20席弱の店は直ぐに満員です。讃岐うどん、トロトロカレー(辛さ選択)、焼き餅。美味しくないはずはなく、〆のリゾット(ライス追加)まで完食満腹。でも、寄生虫の後だったら、讃岐うどん真田紐に見えるでしょうし、〆は「R」が「L」に変わってしまってたでしょう(割とぼやかして書きましたんで許して)。

 寄生虫館までは徒歩だと割と時間がかかります。ここ、前に通ったことがあるよなぁ、と思ってたらライブハウス「鹿鳴館」がある通りですね(絵恋ちゃん降誕祭で訪問しました)。
 目黒寄生虫館は入館料無料、館内には割と押しが強い感じで「寄付を」のメッセージが(箱に500円を入れました)。1Fは「寄生虫の多様性」、2Fは「人体に関わる寄生虫」がテーマで、展示スペース自体は広くないんですけれども、展示されるものが小っちゃなものばかりなので数は豊富。
 1Fでは、私が愛して止まないタイノエちゃんに目が釘付け。タイノエちゃんは寄生性、オオグソクムシは自由生活性、「形の違いをみてください」と並べられているのですが、似て非なる2種なら私は最近脚光を浴び倒しているオオグソクムシよりも断然タイノエちゃんを推す。
 2Fでは、人体のパーツごとに寄生虫を分けて、寄生虫の標本、寄生された人間に起こる症状の写真、等々が並んでいます。キモい。そしてメインは真田紐、じゃなくてサナダムシ。8.8mのサナダムシですよ。標本の横に「体感8.8m」とやたらポップなフォントで紹介されている8.8mの白い紐。これをびよ~んと伸ばして、手に、身体に巻き付けて遊ぶ38歳。っつか、これが小腸の中にいてさ、ある時トイレで力んだら先っちょが、ってもうホラーもホラー。
 寄生虫といえば、『地獄先生ぬ~べ~』の寄生虫の話と、伊藤潤二の短編で深海から打ち上がった謎の巨大生物の死骸の中から大量の生きた人間が出てくる寄生人の話と、アラフォーなら最低でも2つのトラウマ級を抱えているはずですから、ここに来るとそれら魔記憶がギンギンと刺激されることになります。あと、噂通り、カップルは多かったです(1時間滞在している間に4組は来ました)。お土産は、寄生虫がデザインされたトートバッグと、寄生虫図鑑と(学級文庫に入れたいですが、学級文庫はもうありません)。

 目黒から品川へは都バスで。JRの改札を潜って構内の「エキュート品川」でお土産を購入。お土産は空港で買ってもいいのですが、Hさんへのお土産は「品川珈琲」と決まっているのでここへ寄らないわけにはいかないのです。JRの構内から京急に移動する時には、JRに乗っていなくても窓口で別料金を払う必要があるというのを今日初めて知りました。成る程。
 人身事故の影響でダイヤが乱れた快特が空港に着いたのは離陸の20分前、ダッシュで手荷物検査を潜り抜けて、全乗客のほぼ最後くらいの順番で搭乗したら、隣の席が67回生の女子某さんで大変気まずい思いをさせてしまいました。私のせいではないけれども申し訳無い(昼酒飲んでなくて良かった!)。同じ飛行機内には、B組の男子・女子が1人ずつ(男子某くんとはK市へ帰る高速バスが一緒でした)、一浪で東大を受けた66回生Oくんが乗っていました。

 高速バスでK市着、バス停に手配していたタクシーに乗って母君をお預けしている「N」病院へ。到着時の母君は夕食の最中で、ご馳走様までに書類提出や料金支払いやを終わらせました。タクシー10分で帰宅。5日振りの自宅に入った瞬間に、母君の肩から「ほぅ」と力が抜けたのが分かりました。早々の御執心。
 私は「もりき」でマスターにお土産を渡しがてら独酌……の後でなぜかタクシー、文化街のライブバー「A」へ。あれですね、東京で「2軒目癖」をつけちゃってますね。

 上京中の本は以下(読了順)。
 藤栄道彦『妖怪の飼育員さん(5)』読了、★★★★。
 橋本治『思いつきで世界は進む』読了、★★★★。
 木下直之『動物園巡礼』読了、★★★★。
 新久千映ワカコ酒(12)』読了、★★★★。
 山田ルイ53世一発屋芸人の不本意な日常』読了、★★★★。
 新久千映『タカコさん(4)』読了、★★★★。
 熊倉一雄『僕らを育てた声 熊倉一雄編』読了、★★★。