夢はいつだって同じ場所にはいないから

 そう言えば書いていませんでしたが、母君は現在、毎週木曜午後に通っていた絵画教室(美術先生の奥様が講師)をお休みしておられます。2月末に教室の中で倒れられて救急搬送、あれ以降、申し訳なさや恥ずかしさや恐ろしさなど様々なお気持ちがあるのでしょうがどうも足を向けにくいご様子。3月に行われた展覧会の会場には足を運び講師のK先生にご挨拶と御礼とを直接言えたのは良い機会でしたが、それを一区切りに一旦お休みをしたいと仰ったのですね。K先生からはいつまでも待っていますという有り難いお言葉を頂戴しました。母君のこれから先は(体力的には)現状維持はあっても良くなることはほぼ考えられませんので、復帰する可能性は高くないと思っていますが、何しろ絶対私とは一緒に住まないと仰っていたのを或る日急にコロッと転換なさったような(忘れもしない、67回生の高2スキー研修引率中の電話で突然告げられて絶句しましたよ)ところもありますので、まぁ何が起こっても驚かないようにはしておくつもりです。ひとまず、お世話になった美術先生ご夫妻には衷心より感謝を。

 本日は通常出勤で1限が授業、その後はお昼までデスクワークの後、年休を取って午後はF校親玉大学病院の緩和ケアセンターに母君の介添。主治医のF先生には、黄金週間の上京中にお世話になる看護師・介護士の方々への「指示書」を書いて戴きました。色々と手続きがあるんですね(私が何をするというのではないのですが)。
 本来なら午後いっぱい年休を取って学校には戻らなくて良いのですが、今日はA組のコーラス委員から音取り用の音源を貰わなくてはならないので、母君を自宅にお送りしてからそのままタクシーで学校へ。63回生のコーラスの時は、Iくん(演劇部全国大会、日本一!)が音源を作った上でYouTubeにアップするという方法をとってくれて「時代だ!」と思った記憶。それから7年、70回生高1の音源はコーラス委員くん曰く「LINEなら直ぐに送れるんですけど」と、そう来ましたか。構内ではスマホ禁止というルールに則り、委員くん2人を職員室にお連れして職員許諾の元(めんでぇなぁ)でスマホを取り出してもらい、私はLINEについては殆ど全く解らないんですがアカウント自体は保有しているので「要するに、僕と『友達』? になれば良いんでしょ?」と言ったところ、ここでコーラス委員くん衝撃の返答「畏れ多くて……」 自分に向けて使われている語彙だというのに気づくまで4秒くらいかかりました(音源は無事に受け取れました)。
 しかし、歌詞すら知らない曲を、10日弱で仕上げられるのかなぁ。いきものがかりのベスト、「ブルーバード」と「じょいふる」とをリピートしちゃって、肝心の「YELL」にいっかなたどり着かないんですけども……。

 東大合格者の得点開示が続々届いています。今年はやっぱり、文理とも国語で高い点数が出るように(採点側が)している様子。文系で80点台が3人いますし、理系には59点とか56点とか(80点満点中)いう見たこともないような高い点数が。全体的に高くはありますが、上下差もついていますね。その他の教科科目についても、それぞれの先生が分析なさるでしょう……どうして昨年度は現役が36人も? というのは分析総括の必要があるんでしょうが、何しろ発表の日にはあまりの人数に担任団一同唖然として、それから5週間がたった今もまだ唖然としている最中なので、分析どこじゃないんですよねぇ。

 我ながら元気ですが夜は西鉄電車15分で二日市往復、焼き鳥「月空」にて読書独酌。「炭火で焼く和牛もも肉のタタキ カルパッチョ風」(980円)が果てしなく好き。結構通っているのに、肉料理の(串ではない)一品(逸品)もの、このカルパッチョ以外頼んだことがありません(複数人数で行って、私ではない人が頼んだ品を食べたことはあります)。