日常の向こうの非日常まで連れてこう

 昨日は飲みすぎ歌いすぎ、目が覚めたら6時半でビックリです。慌てて母君の朝食の準備、その間にお湯を沸かして、朝風呂は母君に朝食をお出しした後にしました。お風呂から上がったら7時45分、着替えて洗い物をしてから出勤準備ですから、職員室入りは8時25分を過ぎていました(職員朝礼は8時半から)。
 本日から4日間は第1回定期テストで、私は2・3限が監督。1限の空き時間に東大京大の添削用プリント(今夜の激励会で会う67回生浪人組に渡します)を準備、既に添削を送ってきている卒業生の答案(東大現代文・漢文)も添削。3限の監督終了後に昼食作成のために自宅へ。序でに私と母君との入浴を終わらせ、夕食は作り置きを準備しました。本当なら作り置きは冷蔵庫に入れておくべきなのですが、今の母君はリビングから台所に歩くだけでも不安で、況してやプレートを両手に持って歩かれるというのは不可能ですので、常温で夕方まで保つものばかりを準備してテーブルの上に置いておきます。

 母君の夕食が作り置きなのは昼過ぎから真夜中までの出張があるからで、本日は67回生担任団が福岡に出て、予備校で浪人生情報効果会・激励会に参加します。
 先ずは薬院駅K予備校。ここはチューター氏が一定数の生徒の面倒を担任状態で見て下さっており、私は我らがB組卒業生の様子を色々とお聞きします。チ「●●くんは、出席状況も良くて成績も順調です。私たちとも打ち解けてくれて」 私「打ち解けてっていうか、●●くんって、ああ見えて甘えん坊さんでしょう?」 チ「あ~……そうですねぇ」 私「でしょ? でもって、××さん、ちょっと遅刻したりするでしょう?」 チ「えっと、まぁ」 私「嬉しくなるくらい高校時代と変わってませんよねぇ」 話も盛り上がる。
 続いて徒歩で天神S予備校。ここではチューター複数と担任団全員とが向かい合って状況説明を聞くという形式で、どの子もどの子も聞けば高3時代とあんまりキャラが変わってなくて、これは安心して良いのか嘆かわしいことなのか。まぁ、元気ならいいのかな。

 19時にS予備校の大広間で開かれた浪人生激励会には、67回生が60人ほど集まりました。これは例年よりもかなり少ない数で、勿論不参加の浪人生もいるんですが、やっぱり大学に進学した生徒の数が多いということです。で、集まった人たちは総じて明るい(勿論、旧担任と話しているうちに感極まる人もいます)。在校時と変わりな……いや、男子は割と膨張傾向にあるやつが多かったな。進学したら痩せるぞ~! 東大浪人中の卒業生の何人かに、準備していた現代文・漢文の添削プリントをお渡ししました。
 この激励会には、56回生・63回生・64回生と、高3で担任・副担任を務めた学年に関しては毎回参加しているんですが、大体いつも必ず挨拶する時には「私は現役で東大に合格したので浪人生の気持ちはよく解りませんが……」と一言入れて笑いをとるようにしてました。でも、67回生は真面目だからこれを言わない方が良いかな、と判断。ですけれども、「既に大学に進学して生活態度が山津波を起こしてる高校時代のご学友とは、取り敢えず一年間はオンライン・オフライン問わず接触しないこと」というのを伝え忘れたのは良くなかった。浪人生の身空であれを少しでも「羨ましい」とか思ったらそれだけでパフォーマンスが下がりますからねぇ。
 激励会は21時に終了。浪人生にとっての非日常(久しぶりに友人たちと会食歓談)、これでさっさと帰宅して22時から勉強、ってのが出来る人なら確実に通ります(出来なかったら落ちるというつもりはありません)。旧担任団は、21時半~23時半で慰労会をやって、終電で帰宅です。集まって67回生の話を始めたら途切れることなんかありませんから、我々旧担任団にとっても、新しい所属学年という日常を少し離れた非日常を楽しむ時間でしたね。