僕は耳を疑ってたよ

 4時半に起床して書斎で書き物。いつもより早めの6時半に母君を起こしてお食事をお出ししました。木曜はゴミ出しの日で、母君に伺うとついて行きたいとのお言葉、手を繋いでペンギン歩き……未満だなこれは、自分で足を交互に出せない酔っ払いを引きずってるアニメだか漫画だかのシーンを思い浮かべてもらえれば、という感じ。結局、ゴミ捨て場の少し手前までで諦めて、手前の立体駐車場の壁にもたれていただきました。残り20mをゴミ袋2つ提げてダッシュ往復、帰りもペンギン未満のお散歩。
 7時半に出勤してデスクワーク、1限監督、2限出題(高3漢文)、3限の時間を利用して自宅まで往復して昼食作成。母君はどうにもこうにも動きづらい様子。やっぱり、足は段々動かない方向へ向かっている様子。昼以降は学校に戻って採点。

 14時に再び自宅に戻り、ケアマネKさん、及び1日から母君がショートステイでお世話になる施設「O」のスタッフの方と打ち合わせ・契約。再び学校に向かって採点の続き。昨日と同じで、若しかしたら(明日の高1古文出題について)質問の生徒が来るかも知れないので、18時までは学校に待機するのです。
 夕食の時刻に自宅に戻り、ドアを開けた瞬間に「良かった~、大変~」と母君。リビングからトイレに向かう途中で身体が動かなくなったまま廊下で硬直なさっていました。痛恨の一撃を放つときの「動く石像」が地面をダン! と踏んだ時みたいな体勢。駆け寄って肩をお貸しし、そのままトイレにお連れしました。どのくらいその体勢でいらっしゃったのかは解りませんが、取り敢えず粗相はせずに済みました。これはもう、車椅子なしでは無理かなぁ、という感じ。

 お疲れでお風呂はスルーという母君をお待たせして私だけ入浴、その後は煮麺を中心に少なめの夕食を作成。夜は飲み会なので母君にはお詫びを申し上げてからタクシーで出発。

 定期テスト期間、一回は飲み会に行くぞというマイルール。今回は、中学教頭の体育先生、事務嬢さんと3人でちょっと高級な焼鳥屋「T」へ。高坂鶏を使った奇跡のレバー、というのが一押しでこれは予約取り置きが必須(確かに美味しかった)。事務嬢さんはワインが充実しているのがお気に入りポイントなのだとか(私は、正直ワインはどうでもいいかな)。
 私「教頭になったら、面倒くさい社交とかあるんです?」という失礼この上ない質問に機嫌良く答えて下さる体育先生、から聞いた話。或る塾の関係者から先生が直接言われたという言葉がもうとんでもない暴言妄言失言悪言讒言汚言戯言で私も事務嬢さんも聞いたときは開いた口が塞がらない状態だったんですけれども、諸事情あってここには書けないのが残念。一人の発言が塾全体を背負うとは言わないけれども、教育に携わる人間がよくそんなこと言えるよなぁ、と。F校舐めんな、と。