サビの盛り上がるとこで 腹痛いと言い出した そりゃないぜ

 3時前に起床、未明の書斎で高3テスト会の添削(朝の出勤時に、答案を職員室前にあるクラス別の返却BOXに入れます)。BGMは久保田早紀『夢がたり』で、聴いていると何だかこう、旅に出る! という思いが滾ってします。
 3泊分の衣類・本・CD等をバッグに詰めて旅行……じゃない、生徒引率の東京出張(高1の2名が「エコノミクス甲子園」全国大会出場!)の準備を。長崎旅行の時も随分(コロナのことを)心配なさっていたHさんは、今回の私の東京行きも大変心配なさっており、マスクを10枚手渡して下さいました。私、マスクをつけるのは嫌いなんですが(小学校の給食当番の時以外、つけたことがないはずです)、このお気遣いには応えない訳にはいかず、バッグの中に入れています(空港への高速バスから着用します)。
 自宅に暫く帰らないので、いつものように母君へのお供えはコンビニで買ったパンとソフトドリンク。母君がお好きだったセブンイレブンのフレンチトーストが最近は売っていないので、代わりに卵蒸しパンを買っています(これも母君はお好きでした)。

 出勤後、14時までは通常通りのデスクワーク(本日は授業なしです)。15時に生徒2人とタクシーに乗り西鉄へ、高速バスで福岡空港に向かいます(ここからマスクを着用しました)。生徒2人は、バス車内でも読書をしたり数学の問題を解いたり、まぁ全国大会に出場なさる知性の人ですから、然もありなんですよ。西鉄の書店で買った漫画をパラ読みしている引率教員のだらしなさ。
 福岡空港には生徒のお母様(荷物の受け渡しなど)、お見送りを受けて飛行機に乗りまして、生徒2人と一緒という責任感はありますから怖いだとか何だとかは棚上げ出来るんですけれども、離陸後の飛行機の座席で、身体に違和感。

 あれ、何だか気分が悪いぞ? 

 飛行機の恐怖が身体に響いたのだろうか、とかお気楽に考えながら着陸後の待ち合わせ場所へ。羽田空港から「エコノミクス甲子園」会場である代々木「青少年オリンピックセンター」までは、福岡県予選からお世話になっている北九州銀行の方が生徒を連れて行って下さいます。というか、本日夜のイベント(全国大会は、金曜夜・土曜終日・日曜夕方まで、の丸2日間行われます)以降、私は生徒と会うことが出来ないのです。生徒は完全に「オリンピックセンター」に缶詰で、私は日曜朝の決勝戦を見学に行く「だけ」。
 いそいそとバス乗り場に向かう生徒たちを「いってら~」と見送って、私は常宿の池袋ホテルに向かいます。

 やっぱり、気分が悪い。

 満員の山手線車内で確信、身体が異常を訴えています。体調不良は授業がない時、と決めてはいますけれどもまさか折角の上京中に壊れなくてもいいじゃないか、とは思うんですけれどもこればっかりは仕方が無い、身体の異常はどうやら吐き気と腹痛とみたいですね。ヤバいなぁ、これから飲み会なのに。この時点で、私の考えは「マスク着用で飛行機に乗ったのが悪い」という結論に至っていました(普段やってないことってこれだけですからね)。

 ダブルブッキング以外の理由(金欠や体調不良や何となく等)で飲み会をキャンセルするというのはあり得ないので、ホテルにチェックインした後は徒歩5分の海鮮料理「海鮮山」へ直行。今日のお約束は63回生5人で、ラグビー部分析のOくん、一橋大就活中(頑張れマスコミ系)Iちゃん、元ディズニーバイトで「ミッキーは居るよ」のSくん、卒業以来の再会Bくん、の4人が学生(Sくんは院生)。一橋でなぜか一から柔道を始めたという情報だけしか知らなかったBくんなのですが、製造系の企業への就職を決めたということでそのお話も少し詳しく伺いました。唯一の社会人は昨日の日記に書いた「Course to Science, spirit in humanity.」の発言主であるところのTくん(経産省)。
 1軒目の「海鮮山」から2軒目の「知音食堂」まで、4時間ちょっとの飲み会は皆さん元気でそれぞれの近況を伺うことが出来たのも嬉しかったんですけれども、何しろ私の体調が(滅多にないレベルで)悪かったもんで正直あまり満足に対応出来ずに本当に申し訳無く。次の機会があれば絶対にリベンジしたい! と悔しいホテル帰還でした。

 部屋に戻った後は直ぐにベッドに入ったのですが、深夜に下痢と熱とが襲ってきました。熱は測っていませんが、身体(特に掌)の熱さが普通ではないことを物語っています。「健康睡眠」とか「泥眠」とか書けない入眠は本当に久しぶり。明日の朝、回復してたら良いんですが……っつか、腹が痛くて眠れない。