パズーによく似た子鬼じゃ

 23時半まで起きてたら起床も遅くなる、6時に布団を出て入浴、書斎で書き物や仕事やを。11時にオープンする近所の「ココイチ」でカレー(豚しゃぶカレー・やさいトッピング・ルー追加・4辛)の昼食。食後にアイスティーまで注文したら1300円を超えました。やっぱりここ、高いですよねぇ。自宅に戻って再度入浴の後、近所のディスカウントストアでペットボトルの買い出し。

 13時半に学校入り、土曜日に高3生に(夏休みの自習用に2題だけ)配布した東大漢文の過去問添削が早速2人。14時半に東大記述に関して相談したいことがあるという生徒が来ましたが、15時から会議があるので明日のお昼以降に時間を設定するお約束。
 15時から17時の会議は、人生初の(本格的な)ZOOM会議。F校側は高校教頭生物先生・教務部長地理先生・教務主任私、及び事務方が2名。お相手は東京、今年度から教務システムの管理会社が変わるので、管理会社の方にシステムの使用方法をレクチャーして頂きます。つまり、会議というよりかはオンライン講義を5人で受講するような感覚です。やり取りは地理先生と管理会社の方とで行い、適宜他の参加者が質問を挟むという形式。私以外の4人はPCに大変お詳しく私は全く解らない人間だという分際を弁えて、2時間の間私は一言も喋らず頷かず眠りもせずただただじっとお話を伺うだけでした。居ても居なくても会議(講義)の質は変わらないけれども教務主任の立場上臨席は必須、出世なんてするもんじゃないというのはこの一件だけでも判ります(学年主任などと異なり、「教務主任」即ち時間割は手当の出ない「名ばかり」役職ですが)。

 17時の講義終了後は直ぐにタクシーで学校を出発してJRのK駅へ。K駅と博多間との往復(片道20分弱)は3000円ちょっと、1泊17000円の博多駅前ホテルは「コロナ禍>Go toキャンペーン」の威力で5000円弱に。本日は博多に1泊して、TQC東京大学クイズ研究会)の2期下の後輩・20期midnightくんとさし飲みのお約束。医療機器・薬品開発の会社で営業をしているmidnightくんからは、昨冬の(コロナ以前の)インフルエンザ対策ということで学校用に強力な殺菌剤を贈って下さったのですが、その後今春から福岡に転勤と相成り、それなら殺菌剤のお礼を兼ねた歓迎会をいつかとお話ししていたのがコロナ禍で今日までずれ込んだという流れ。

 TQCと言えば、先日。F高校クイズ研究部が今年度の予算51000円で新しい早押し機(15人対応)を購入することになりまして、高2部長某くんと代金振り込みのお話をしている時。
 私「じゃあ、僕の名前で立て替え分を振り込んでおきますんで、業者の方には某くんからメールを送っといてね」
 某「判りました。あ、領収書の宛名はどうしましょう? 先生の名前ですか?」
 私「いやいや、そこはTQCでしょ」
 某「……」
 私「……じゃない、それは東大だ。えっと、F高クイズ研究部で」
 ガチで間違えてちょっと恥ずかしかったですね。

 閑話休題
 博多のホテル入り18時、検温・チェックイン・荷物を置いてホテルを出たのが18時5分過ぎ。その1時間後にホテルから着信があったのには、飲んでいる途中だったので気がつきませんでした。18時15分に博多駅博多口でmidnightくんと待ち合わせ。midnightくんとallnightくんという双子は石井で有名な鹿児島の進学校・神学校出身、F高俺とガチの勝負(?)ですね。彼とのさし飲みは初めて。考えたら彼らともはや20年の付き合いで、可愛い可愛いとばかり思っていたのが立派なアラフォー、ちょっと肉付きも良くなれば白髪も出てくるし、飲む時はプリン体を気にしながら、となるのも自然なのか。
 可愛い可愛いというのは彼らの性格で、アカデミックなことから下世話なことまで、とにかく全方位的な好奇心お化けで、そのミーちゃんハーちゃんなところを全く隠したり飾ったりしない挙措と目の輝きはもう眩しいくらいで、正直「すまんがその石をしまってくれんか、わしには強すぎる」(byポムじい)ってなるときもあった程でして。我が勝手な苦手意識というか劣等感というか引け目というか、そういうのは必要なかったのになぁというのを身体で理解出来たのは教え子の(例えば63回生リクルートEくんみたいな)好奇心お化けっぷりを愉快がることが出来るようになってからで、これは正しく仕事の恩恵です。

 だから、高校の実名出しまくりの「出身高校性あるある」みたいな話を嬉々として話す(またこれが教育業界の人かよってくらいよく知ってるんだわ)20年前そのまんまの口調にもですね、専らの聞き役として素直にうんうんと頷きながら盃を進めることが出来るのです。
 店は住吉「G」で、先日訪問した時に料理の(ピンポイントで言えば「だし春菊」のだしの)味に瞠目したのが2週間経っても忘れられず、今日もやっぱり最初の一口で瞠目。だし春菊・鮪食べ比べ・赤むつ塩焼き・烏賊酒塩焼き・スタミナ納豆・雲仙ハムカツ・オイルサーディン・手羽先・いくら丼……他にも色々。日本酒は滋賀「松の司」(純米吟醸 楽)、栃木「惣誉」(生?仕込 特別純米 蔵出し 生原酒)。

 時節柄、midnightくんの明日の仕事、そして私の老いという3点を考慮して小箱店一次会で綺麗に解散、一人で二軒目にいくこともなくホテルには21時半にタクシーで帰還(本当は日帰りでも良かったのですが)。ホテル出発1時間後の着信はちょっとしたトラブルの連絡でその処理に20分程かかりましたが、22時過ぎには健康的に就寝することが出来ました。ダブルベッドに枕4つ、やっぱりホテル泊を選んで正解かな。