こわい車ばかりです ほえろ! マンモスくん

 本日は1~8限が授業と特講とで埋まってて地味にきつい一日。
 5時に学校に入って授業準備、添削。1~4限が中3漢文の授業(『論語』5回目にして最終回です)、5・6限が京大現代文特講(文系)、7・8限が京大現代文特講(理系)。京大は文理同内容ですが(校内模試受験科目数が文理で違うために)時間がずれています。同じ板書・説明を2度やるというのは結構骨なのですが、それが今日は苦ではなく。扱う教材があらゆる現代文過去問の中でも最も好きな出典、上田三四二「地上一寸ということ」だからです。40分×2、の解説も楽しく。
 Twitter140字。【京大特講は上田三四二「地上一寸ということ」。核が象徴する人間悪を集約する国家を「殺す彼ら」と呼ぶ歌人は、「祈る我ら」の連帯へ向け世間に花月の美を詠い続ける(現世浄土への一見迂遠な道を退嬰と笑う者は西行を見よ)。昭和末の新聞随想、今の讀賣にこの手を載せる気概は無い故、せめてと紹介。】
 特講の添削は明朝。明日は5時入りで添削を終わらせて、9時に検診採血を受けた後は、一日年休で帰熊中のオツカル様と博多デートです。命の洗濯をじゃぶじゃぶと!

 明日から来週月曜日までは、中1~高2の定期テスト(高3は通常授業)。で、来週月曜日の時間割を見て卒倒しそうになる私。
 1限、高3センター授業。2限、中3漢文定期テスト出題(クラス巡視)、3~6限、高3センター授業、7・8限、高3東大文系現代文特講。18時に全ての業務が終了したら、手元に160枚の漢文答案と、25枚の東大添削が残っている訳です。
 ……時間割先生、控えめに言って鬼畜生の所行じゃないですか?(涙)

 夜は、とある先輩先生(F校歴は私の方が長いですが)に薦めていただいたお店へ一人で。前に住んでたアパートから徒歩5分(ということは、現住所から徒歩10分)のところにある居酒屋「W」に開店17時と同時に着いたら、入り口の黒板に毎週水曜日は割引デーで刺盛り(大)が一人前1600円のところを1000円に、と書いてあり。出会いが良いということは店との相性は約束されたも同然、と気分良く入店。
 瓶ビールが基本クラシックラガーで今が「秋味」だというところから相性の良さは決定的。元気で愛想の良いマスターが盛ってきてくれた刺盛りは本当に豪快で、皿につけた瞬間に醤油がパッ、と逃げたマグロは絶品(余りにおいしかったので2品目はマグロのレアカツというのを注文しました、これも素晴らしかった)。アジは1匹丸ごとで、醤油でも良し、柑橘でも良し、最後は骨を揚げていただき。
 刺身、マグロカツ、〆に五島うどん。瓶ビールと生ビールに、日本酒を3杯つけたんですけれども3500円程度で収まったコスパにも驚き。18時30分退店時には既に(40~50人程度入る)店内の7、8割方が埋まってたのにも納得です。

 内田樹『困難な成熟』読了、★★★★。好きな曲は何度でも聴く、ライブに行くたびに違った解釈演奏で聴けるのも嬉しい、というわけで何度同じ話・論理・譬えが出てきてもその都度楽しい内田氏の本。そうではないのに「これは自分がずっと以前から考えていたことだ」と錯覚してしまいそうになるくらい胃の腑にストンと物が入ってくる体験をさせてくれる書き手、というのは現在進行形で活躍している人にはこの方以外あまりいないのです。

 先週、TVと洗濯機とを購入。
 母君は電話でたびたび「TVは観てますか?」と聞かれるのですが、元々観ていなかったのですから手に入れたからといってガン観するほど興味も無ければ暇も無いんですね。「マリオメーカー」とDVDとだけだと言って過言ではありません。一応、練習のつもりで先日放送されたTBSの60周年特番(明石家さんま司会で歴代番組を振り返るというもの)を録画し、録画した以上はと(2・3回に分けて)早送りしつつ観てみましたが、全く面白いとは思いませんでした。
 もう一方の乾燥機付き洗濯機、は本日、購入以来初めて使ってみました。と言っても、①扉を開ける、②洗濯物(たまった下着・タオル類)と洗剤とを入れる、③扉を閉める、④ボタンを押す、という4工程で全てが終了。象を冷蔵庫に入れるくらい簡単で、初めてやってみた寝オチ直前の酔っ払いにも出来ました(起きたら乾燥まで終わっているはず)。