静かに時間が通り過ぎます あなたと私の人生を かばうみたいに

 5時に学校入り。中3定期テスト(国語Ⅲ=漢文)の出題と採点とのために「添削堂」(高3・浪人生の後期小論文)は休業日ですが、取りあえず出題までの5時~9時の間は提出されている小論文を読んで赤・青でペン入れ(山口医2人、九州法1人、大阪法1人)。
 1限に中3定期の出題。50分の間に2度各教室を回って質問を募りますが、5度目ともなると馴れて(飽きて)来るのか質問は稀。10時回収後は、ノンストップで採点です。

 採点は、校舎4階の進路指導室に籠もって。途中、明日受験会場へ出発の高3某氏と少しだけお話をする中断はありましたが、基本的には8時間ず~っと採点。
 の、途中。本日は定期テスト3日目で明日が最終日、ということは半ドンの放課後はテスト勉強をするのが筋……だというのを軽やかに無視して、進路指導室のある4階フロア廊下で鬼ごっこに夢中な数人の生徒は中学★年生の男の子たち。で、マジうっせぇ! と私がというよりかは、進路指導室で高3受験に関する(非常にデリケートな)お仕事をなさっていた仲良し事務嬢さんが困っておられてたので、仕方なく14時45分に魔法をかける。「ゴメンね、15時からこの部屋で会議があるから、15分以内で勝敗を決めてね」
 と言えば少年たち、14時55分にはきちんと静かにしてくれる。 
 私「ね、静かになったでしょ?」
 嬢「どうやったんですか?」
 私「15時から会議、って嘘つきました。ゴメンね、って謝って」
 嬢「あぁ」
 私「言うこと、聞きますよ。始めから悪気がないんだから」
 その後は実に機嫌良く、中3の採点も高3の入試業務もはかが行きましたので、我ながら教育的効果の高い判断を下したなぁ、と。

 採点と集計とは18時半には終了。難しめの問題を出したのです(証拠に95点超が一人も居ないのは初めてでした)が、平均点は76点を超えて立派。解答例を印刷して、答案と一緒に職員室担任団の机上に。しばらく授業がなく、私の手から返却することが出来ませんので、明日(最終日)の帰りのSHRで担任の先生に返却をお願いします。
 タクシーで市内の郵便局、これは我らがA組出身浪人某氏へ答案を速達郵送するため。

 朝昼を食わずに(喫茶のみ)固形物は夜だけ、というスタイルがたまに役に立つことがありまして、今日が正にそれでした。本日の夜は某所で刺身を食べたのですが……。