何故、と言葉で君は求める

 比嘉史果『真昼の百鬼夜行(1)』読了、★★★。藤栄道彦『妖怪の飼育員さん』とやや被りますが、こちらの方が人間と妖怪との「解り合えなさ」への目端がきいているのと妖怪をより愛らしく描いているのが特長。

 本日、今年度の高3最終授業が終わりました(高3は本日が修了式で、3月1日卒業式まではテスト会他自由登校)。その終礼時、最後の最後の挨拶でチョークケースが手から滑り落ち中身が全て粉々に。し~ん……とする教室で、辛うじて「引力に従い進むべき方向に進んだチョークが皆さんの粉骨砕身を象徴するかのように!」と苦しい弁明、笑っては貰えましたけれども。
 高3の授業は、仕事量は多いですが楽しいです(勿論漢文より現代文の方が面白いですが、贅沢は言えませんね)。人事の幸運か、私は初めて担当した56回生以降、今年度の65回生までの(62回生を除く)全ての学年で高3の授業(現代文若しくは漢文)を担当させてもらっているのですが、同じ教材(過去問)を使って飽きることはありません。来年以降も、何らかの形で高3には関わりたいところ。勿論、現高1の担任団を来年以降持ち上がるなら、高3ではガッツリ入試現代文です。