ニッポンの男達よ Are you happy?

 スージー鈴木『サザンオールスターズ1978-1985』読了、★★★。筆者自身が認める主観押し出し感にやや気圧される箇所は散見ですが、そこまで熱狂的なファンでもない(1980年生まれで90年代以降のサザンしか知らない)ながら「国民の義務」として全作を聴いている、程度のぬるいスタンスの私でも十分面白かったです。ただ、還暦超の桑田さんはもう枯れていい(下ネタ系の歌は作らないでいい)というのは見解の相違で私はどんどん作ってほしい派です(「ヨシ子さん」がつまんないという点では筆者に同調)。

 8月上京、5日(土)のオツカル様とのデートは本厚木まで出て「鮎まつり」という地元イベントのステージで絵恋ちゃんを観るそうです。いよいよ水域に入ってきたな、という感じ。ってことは、新宿でランチからカラオケ、本厚木まで往復して(絵恋ちゃんのライブは16時半~17時)、新宿に戻ってがっ様と3人で飲み会……あぁ、久しぶりにパティシエ・ザ・パイナップルこと北白川くんも誘ってみるか。

 非日常の予定を立てながら「日常性の維持」。
 始業前の担任業務……例えば、学級通信コメント。生徒会長副会長にして応援団長の某くん、席替え最前列になった日の日直感想「背中を見られるのがイヤなので早く席替えしたい」に担任返して曰く「馬鹿なこと言うんじゃない。生徒会・応援団と背中で魅せる人間でしょうが」 これは池ノ都先生のちょっとした本気コメントで、立場・責任への意識には常に気を張らないとね、と。周りからそれだけ信任されてるんですから。
 1限は高3文系Ⅱコースの漢文。今日から、高3文系漢文の授業はⅠコース(東大受験)、Ⅱコース(東大「以外」受験)に別れ、2つのコースでは全く別の教材を扱います。具体的に言えば、Ⅰコースでは東大の過去問だけ、Ⅱコースでは毎回同じテーマの漢文・近代文語文という2種類の問題を準備して生徒は好きな方を(自分の受験大学に合った方……例えば一橋大学なら漢文ではなく近代文語文を)解くという形式です。東大受験者だけ贔屓をするのかと詰問されたら、まぁ面倒くさいから「はい」と答えてもいいんですけど、この分類をすると人数が毎年ほぼ半々に別れるというのと、何より東大の問題が(解答欄が)他大学に比べて変わっているという理由の方が大きいんですね。言ってしまえば、Ⅱコースが「通常」で、Ⅰコースが「異常」。
 授業のない2限は、本日4限の学年集会で話す内容(定期考査の「教務部より」講評)を学年通信用の文章として打ち出す作業。
 3限は高2現代文授業(高野公彦)。
 4限は学年集会。進路指導部長からの話、私(教務)からの定期考査講評、英語パイセン(進路)からの「進学ガイド」説明……の、パイセン解説が怖い怖い。今年卒業した65回生の高2の定期成績と大学入試の合否の相関を説明するんですけれども、要は高2の定期の成績で出口の合否はほぼ見えているという現実があるんですね(例外はありますし、そもそも志望大学が人によって違うという細かい条件はあるにせよ、ざっくりと見ればそりゃそうなります)。で、パイセン、「定期テストの平均で80点を取りなさい。それ以下は論外、怠慢。嫌なら今の自分の成績に近い先輩たちを見なさい。不合格ばっかりでしょう? それがあなたの未来です」
 帰りのSHRにて、私、「『それがあなたの未来』って、もう少し感動的に歌われる歌詞じゃなかったかね? あんな邪悪なKiroro聴いたことあります?」

 夜、自宅徒歩2分の居酒屋「S」に、約10数年ぶりの訪問。名古屋の手羽先屋がなぜかK市に2店舗の支店を出してるうちの1店。嘗ては常連だったんですけれども、51回生Oくんが教育実習に来たときの飲み会で盛大にぶっつぶれて以降足が遠のいてました。今夜、雪解け。
 今後はたまに使ってもいいかなぁ、という感想。美味しかったし安かったし。でも、10年前にぶっ潰れたきっかけになったメニュー「ロシアンルーレットたこ焼き」がまだあったのはネックだなぁ。私、飲み会で不機嫌になった(結果限度を超えて飲んで倒れた)のは就職以来あれ1回だけ。激辛ルーレットかなんか知らんけど、食べ物で遊ぶのも30代40代のいい大人がイッキ強制するみたいに辛い(っつか不味い)もんこっちに強要して来るのも駄目、あの日の卒業生・教員は仲良しながら醜悪だったな、と。ってまぁ、今なら「あぁ、この流れは機嫌を悪くしそう」と思ったらその場で帰ります(帰れる程度の歳になりました)けどね。