土曜みたいと思ってたのに日曜日

 本日は高校入試で、昨日と同じように仕事を始めて、1限の国語の試験を監督した後はず~っと某室で採点。お茶やコーヒーの差し入れまで含めて、仕事のやり方自体は昨日と全く変わりません(作文が無いのと、受験者が中学入試の半分強なのとが理由で、採点はとても楽になります)。因みに、高校入試の出典は、評論が湯川秀樹「具象以前」、小説が山本周五郎「おかよ」、古典が『十訓抄』でした。山本周五郎は10年ぶりの出題で、同じ筆者が二度問われるのは私が就職して以来初めてのことなのではないかと思います。

 高校入試の受験生(中3)と中学入試の受験生(小6)とでは、まぁ見てくれは勿論全く違うのですが、それ以外にも幾つかの違いがありまして。
 ・小6は付き添い保護者が大量、中3はそこそこ。
 ・小6は鉛筆派が多数、中3はシャープペンシル派が圧倒的。
 ・小6は私服、中3はほぼ全員が制服(制服でない生徒には特殊事情があります)。
 ・小6は咳払い多数、中3は皆無。
 まぁ、どれも当然と言えば当然の話。3つめの「特殊事情」に関しては敢えて言及しませんが、咳払いの多寡なんていうところには自己(体調)管理能力の差が出てて面白いですね(これは、森博嗣氏もセンター試験監督と二次試験監督との違いとして近著に書いていました)。
 因みに、中学入試と違って高校入試では国語の解答速報が作られません(配られません)。数学は中学同様に作成・配布されているのですが、塾の方々には是非高校国語の作成もご検討頂きたいところです。

 さて、終日の採点は、昨日の中学が深夜に終わったのとは違い割と「真っ当な」時間に終わりました。国語科だけ居残ることは必要なく、ちょっと遅くはあるけれどみんな一緒に帰れるならそら慰労の飲み会をやるよね、というのがギリギリ成立する時間です。

 と言うわけで、年の順に体育・体育・国語(私)・国語・数学・体育、そして飛び入りで誘ったら快く応じて下さった世界史、の7人で市内の居酒屋「T」でワイガヤ……からの二次会(先輩体育・私・後輩国語)であろうことか「ジャンカラ」を選んでしまったという過ちだけは二度とくり返さないよう反省に反省を重ねなくてはなりませんね。折角、余りこういう機会がない後輩国語先生とディープな話をするチャンスだったのに!