とても素適な 昧爽どきを 通り抜けてたら

 『きのう何食べた?』実写化、TwitterのTLでも見ましたし63回生Eくんからのメールも。録画して観るとは思います(深夜なので起きてはいられません)。が、微妙。

 3時起床、書斎で昨日の特講の添削、母君に食事をお出ししてから入浴、洗い物まで済ませたら8時(一昨日の文系も昨日の理系も『白』に誠実に取り組んでくれていました)。タクシーを呼んで「S」病院に着いたのが8時半、再診手続き後に診察室前のチェアに座ったら、9時診察開始なのに40分に名前を呼ばれました。月イチの診察なのですが今回は月内2回目ということで検査はなし(いつもは、採血とレントゲンとがあります)。生活の様子を主治医のY先生にお伝えして、今日は3分で終了です。支払いを済ませて、抗癌剤他のお薬を受け取ってもまだ9時でした。
 病院から徒歩2分(私なら。母君とご一緒なら10分です)で西鉄K駅、9時オープンの構内スーパーマーケットで昼食のお弁当を購入してから母君をタクシーで自宅まで送り出し、私は構内のミスドでブランチ・コーヒーを摂ってから学校へ。

 授業は3限に東大文系二次対策、今日は90年の渡辺武信を扱いました。点になるかどうかはともかく、解くのも解説するのも採点するのも「時短」で済む問題で、授業は50分を超過することなく終了し、採点も瞬殺(昨日の特講答案と一緒に帰りのSHRで返却できます)。渡辺武信は建築家、今日の本文も日本の庭について論じたものなのですが、私にとっては松本隆に影響を与えた詩人だという事実の方が大切。凡そ日本人なら足を向けて眠ること勿れです。
 放課後は京大文系現代文特講の最終回で教材は04年の野上弥生子昭和11年二・二六事件の年)にイタリアへ留学した息子(野上素一)に送った書簡文から。相当に難しい問題で、漱石の「開化」を授業でやっていなかったら説明には1時間じゃきかない時間がかかったんじゃないだろうかと思います。

 夜は「もりき」で独酌……のつもりだったのですが、事務嬢さんがご来店のご意向でさし飲み……に常連Hさんも加わって結局大盛り上がり。鴨の在庫に余裕があるということで、事務嬢さんがお好きな炭焼きを注文しました。ビール2本に日本酒を2合くらい飲んだかな。〆はいつものやつで、22時くらいに、私「事務嬢さ~ん、帰ろ~」 嬢「帰り~」
 Hさんも居られてお一人にするわけではないので、先に帰る罪悪感がちょっと軽減。