空に憧れて 空をかけてゆく

 オツカル様がカラオケで歌うのを何度か聴いたことがあるバンド、sumikaのメンバーにあの「モノマネ王子」が居るということを最近知りました。「雅楽」からの「豆腐屋」、「警視庁24時」のコロサレチャウンデスヨ~やクリ~ムパンッテナニヨ~、が印象的だった高校生。確か、3回程度の出演で学業専念(大学受験?)のために引退したと記憶していますが、音楽的才能(?)が埋もれなかったってことなんでしょうか。

 B組、前期合格者も不合格者も出ています。前期不合格者の中には、既に合格している私大に進学する人、後期受験に挑む人(合格後の進学、浪人の選択は人によりけり)、そのまま浪人を決定する人、等々。浪人を決定した生徒との面談はこちらも辛いけれども本人がなお辛いというのが辛いですね。
 現在、B組は41人中5人が国公立前期発表を終えました。明日8日からは全国の大学が一気に合格発表を行います。例えば九大(F高からは東大の次に受験者数の多い大学)は大学での掲示が11時、ネットでの発表が12時なのですが、学年主任地理先生が現地に出向いて掲示板の画像を進路指導室に送ってくるそうです。同様に現地とネット発表とに時間差のある熊本大学掲示板も、卒業生に頼んで画像が届く予定だとか。それだけが勝負だという訳ではありませんが、九大医学部の合格者数は一つの指標になります。毎年3月8日は、その結果を受けて学年団有志が最初の慰労会(本当の慰労会は3月10日で、8日は所謂「中締め」かな)を行う例が多いかな。明日も6人ほどの有志で開く予定で、店は既に押さえています。

 仕事の中心は後期試験の小論文の添削。ですが、合格発表を翌日に控えた生徒については、全日・当日の後期添削は「呪い」に等しいという理由で添削をストップすることにしています(本人がどうしてもやって欲しいと言えば断ることまではしませんが)。発表の前日に預かった答案は、翌日の発表を受けて不必要になった場合には私が記念に頂戴し、残念ながら必要になった場合は発表直後に添削を始めます。

 向田邦子の『父の詫び状』を少しずつ読み進めてもうすぐ読み終わるんですけれども、ため息つきたくなるくらい巧いですね。そしてこの人の随想、予言なんじゃないかと勘繰りたくなるくらい死を思わせる雰囲気を纏ってますね。