篠突く 豪雨がパセティック

 母君のご容態は心配ですが、浮世の馬鹿なので起きて働きます。朝イチでS醫院のお見舞い、からの学校入りですから自転車は漕ぎも漕いだり1時間超。汗だくで学校入りの後でシャツを着替え、先ずは私から事務嬢さんへ東京土産、事務嬢さんから私へは誕生日プレゼント、という交換作業。からの浪人生答案添削業務。そういう誕生日、39歳。

 昼食は蕎麦屋「東京庵」にて名物のカツ丼。「病にカツ!」……っつっても戦ってるのは私じゃないんですけど。メールの不調があったのでauショップにも(十数分で解決しました)。
 午後も学校でデスクワーク。誕生日の夜に一人は哀れであることよ、というご配慮で、夜は事務嬢さんと飲みに行くことになりました。二日市「月空」を予約。

 15時、再び自転車を漕いでS醫院へ。夏休み中は働く時間を自己裁量で決められるので有難いですね。母君の栄養は現在全て点滴で体内に入れている(口からは何も召し上がっていない)状態なのですが、食べられるものはどんどん食べさせてあげて下さいという指示なので何が召し上がりたいか伺ったところ、梅干しをご所望。近くのコンビニでプリンと梅干しとを買ってきて、先ずは私の39歳を祝うプリンを二人で。私が二口、母君は三口。点滴治療中で起き上がることが出来ない(多分、点滴がなくても自力では起き上がれないのでしょうが)ので、私がスプーンで掬って口元へ。梅干しは、種と皮とを除いた果肉の部分だけをスプーンで潰してから一口ずつ口元へ。プリンを食べて目を開かれ、梅干しを食べて顔を窄める。不遜ですが、可愛い。

 自転車25分で自宅に戻る途中から空模様が怪しく、自宅に到着してお風呂に入った辺りから豪雨雷がとんでもないことになっており。あ~、最近西鉄を止めるレベルの雨嵐が多いなぁ、二日市行き、大丈夫かなぁ、と心配に。
 恐らくタクシーが不足しまくっているだろうということで、私の馴染みのタクシーで事務嬢さんのマンションを経由して(嬢を拾って)西鉄K駅へ。止まっていたら諦めて市内で飲もうと話していましたが、遅延レベルで済んでいたので(帰りの心配は無視して)二日市へ向かうことに。

 事務嬢さんは、ご実家で採れた野菜だとかお惣菜だとか、母君の口から身体に入る物をこれまで沢山届けて下さいました。恐らく、以降はそれを頂いても母君には口にすることがお出来にならないでしょう、これまで本当に有難う御座いました……というのは、「誕生日だから、最初の一杯(瓶ビール)は注ぎます! 後は手酌で!」と男らしいお祝いを述べて下さった後にする話題じゃないよねぇ、ということで今夜は持ち出さずに明日以降に回すことに。
 絶品焼鳥逸品を肴にしてビール・日本酒・焼酎。私の上京中の話や海外出張中の事務嬢さん旦那氏のエピソードやらをお互いに披露しつつ飲んでいるうちに雨脚は少しずつ弱まり、帰りの電車は時刻表通りでした。タクシーで事務嬢さん家経由で自宅(事務嬢さんは自宅近くの居酒屋へ向かうそう)、缶ビールを1本だけ取り出して録画していた『ボクらの時代』を。山ちゃん・田中真弓野沢雅子、素晴らしかった。