サンド伊達の「我々コント師は…」発言に

 連休2日目。午前中指定だった本棚が最速8時半に到着、古い方の本棚から溢れて床に積ん読状態だった未読本200冊ほどを並べるのに(一応、順番に拘ったせいで)30分ほどかかったものの、9時過ぎから11時まで職員室で授業準備が出来ました。お陰で、明日は8時半ギリギリの出勤でも大丈夫です(本当は、6時に職員室入りして授業準備をするつもりでした)。

 一旦帰宅してから入浴、シティプラザへ向かいます。本日は、玉川奈々福さんの浪曲会、キャパ140席はほぼ埋まっており、中には国語科の先生お二人や小料理屋「S」のママさんなども。
 私は人生初浪曲(初浪花節)、演者・玉川奈々福、曲師・沢村豊子(曲は全て演者との即興応酬なのだそう)、演目は古典「仙台の鬼夫婦」、奈々福創作「金魚夢幻」。語彙文体の壁に更にリズム唸りの壁が加わるというのなら果たして素人に内容が伝わるのだろうかと心配していたのですがこれが杞憂でほぼ全て伝わりました。多分、中高の教科書レベルの知識(というより、慣れかな)があれば問題ないんでしょうし、加えて奈々福氏が所々で噺を切って解説やらそれに付随した思い出話やらを(日常現代語の話し言葉で)入れてくれるんですね。芸の披露が啓蒙を兼ねていないと次が無いというのは大変なこと、それでブームを起こし担っているというのですから凄いお方です。そして声、終始、圧が凄まじかったんですが、聴いてて嫌じゃない。どころか、前者にも後者にも所謂「道中づけ」があったのですが、これが聴いててメチャメチャ気持ちいい(やってる方も見せ所・聴かせ所なんでしょうね)。2時間飽きずの満足でした(ただ、物語として古典・創作を比較したら前者にはっきり軍配が上がります)。

 自宅に戻って少し休んで、夜は昨日素敵な歌声を聴かせて下さった事務嬢さんと肉料理「I」でさし飲み。舞台の練習中の話や打ち上げの裏話(こっちの方が面白いです)やらを聞かせていただきつつ、単品・飲み放題の2時間でほよほよに酔っぱらって、今日の午前中に2時間の仕事が出来たのは神様が「二次会に行け」っつって下さってんのかなぁとか思って、私「昨日の今日でまだ歌います?」 嬢「勿論!」という問即答があって、F校カラオケ倶楽部の2人はタクシーで文化街の小料理屋「S」へ……
 ……向かう途中で58回生Fくん(私の母君のポート手術執刀医)に事務嬢さんが連絡をして、結局「S」には3人でイン。最近、Fくんは事務嬢さんに矢鱈懐いて舎弟みたいになってますね。「S」に入ったのは21時くらいで、私は22時過ぎには先に店を出ました。Fくんに「任せるね~」と言い残したんですけど、はっきり言って飲み会中の事務嬢さんは他者の助けを必要としませんし、私と事務嬢さん2人だったとしても、私「事務嬢さん、帰ろう?」 嬢「帰り?」というやり取りで一人先に帰ることになったでしょう。私は明日1~7限が詰まってるから早寝をしたい、事務嬢さん・Fくんはもう少し飲みたい歌いたい、こういう時に「もう少しつき合え」的なノリが一切無いのは事務嬢さんたちの美徳だと思います(後ろめたさとか後ろ髪とかゼロで疾っ疾と帰ります)。

 あ、でも、今夜に限っては後30分くらい粘っても良かったかも。私が帰った直後に、FくんがOfficial髭男dismの曲を歌ったそうなんですよ。それさえ聴いておけば、後日の「タワレコ」で恥をかくこともなかったでしょうに……。