おれはピエロだ ブラボー ブラボー

 こちらから誰かにリクエストを送ることはないのですが(「もりき」マスター以外)、卒業生を中心に来る者を(知っている人なら)拒まずにいたら(在校生は流石に「お友達」にはなれません)、短期間で90人近いお友達(?)が集まってしまい。(Twitterなんて丸8年続けてやっと100人ちょっとなのに)Facebookは凄ぇなぁと思っていたら、今朝、遂に小学校の同級生Hくんとも繋がってしまいました。校区内のお寺の長男だったから今はご住職? 中学時に夏休みの社会科の課題でご実家のお寺を取材させていただいた時以来ですから、実に四半世紀ぶりにやり取りをしたことになります。活発で頼りがいがあって、私が一方的について回ってただけのような記憶なんですけれども、今でも法務の傍らジムに飲み会にとご多忙な様子(流石に、コロナ禍の中ではそうは行かないでしょうが)。お互い酒好きの匂いが引きつけたご縁なんでしょうかねぇ。自粛が開けたら、いつか一献でも、なんていう「イツメシ」トークなんて。

 4時起床、思い立って風呂掃除の後はお湯をためている間に書き物と仕事と。入浴後は書斎で仕事の続き、学校入りは7時。始業前は、昨日同様に時間割変更案の練り直し。今日は、1・4・6・7限に鈴木忠志「過疎村のこと」を使った高2の現代文。この文章は近代における「個人」と「世界」との関わり方を(高校生に分かるかどうかのギリギリの語彙で)論じて導入にぴったり。次回、2つめの文章は長田弘「レオーノフの帽子屋」で、これも鈴木忠志の文章と通底します。67回生の時は高1から現代文を担当して、最初の2つでこれらを扱いました。あの時は高1相手だったので理解度を探り探りの説明になりましたが、今回はもう高2ですから遠慮の一切が不要で説明・板書の雨でいい。
 因みに、1回目の授業では(私もそうですが)緊張していた生徒諸氏、2回目からはややほぐれてきたのか、途中で寝落ちする生徒が学年に何人か出てきました。現代文は、それが普通だと思います。私の方も、200人全員が興味を惹かれ且つよく理解出来て楽しめて、みたいなつまんない話に終始するつもりは微塵もありません。聴かないと勿体ないクオリティの話をしているという自負はありませんが、高3でセンター評論・東大現代文・京大現代文の授業・特講を行うときの解説に登場する諸概念の殆どはこの高2の授業(教科書半分、オリジナル教材半分)で最低でも1回は話せるかな、という程度の計画性は持っています。何だかんだで、高3現代文はもう6回やってますんで(この70回生高2を持ち上がれたら7回目です)。

 5限は、生徒会長に立候補した高2の4人、及び推薦人4人が、演説・応援演説を行う「立会演説会」でした。本来なら体育館に高校生全員が集合する行事ですが時節柄それは無理なので放送室からの一斉放送。高3は外部模試の受験で高1・高2とは違う時制で動いているのですが、そこは時間割の(小手先の)テクニックの見せどころで、進路指導部長とご相談の上で受験の時間割を調整する(具体的には、受験日の朝最初に書く「原票記入」を受験の最後に回す)ことで、5限目に相当する時刻に高3が「演説会」を聞けるようにしました。投票は明日の朝。

 放課後は担任団全員で高2フロアの机・椅子等の消毒作業、その他雑務を行ったら17時になり、丁度定時でご帰宅の事務嬢さんの車で自宅まで送っていただきました。事務室に届いた越路吹雪の全集が割と大きな荷物だったので、歩いて帰らずに済んだのはラッキーでした。

 6/5は「自粛御膳」をお休み。こないだのテイクアウトの時にマスターに言っていた通り、「もりき」カウンターで独酌……のつもりでいたら後でHさんが偶然に隣に……肴は山芋短冊・鯨ステーキ・鍋焼きカレーうどん。カウンターでHさんとお話ししながら、折角だから先日届いたコロナレスキューの佐賀牛、それから「珍獣屋」のチタタプ鍋とキンタ麻婆豆腐、をHさんちでご一緒するお約束を。取り敢えず、明日の夜はHさんちで佐賀牛のしゃぶしゃぶ御膳をご一緒します(牛肉と日本酒とは私の提供、ビールはHさんの提供で、料理は全てHさんにお任せ)。
 1日1銘柄の「日本酒チャレンジ」は、お店に来ると種類を稼げます。今日は、滋賀「浅茅生」、神奈川「相模灘」、秋田「やまとしずく」という3銘柄を。夏酒ばかりでスイスイ進みます。今日で59種類。明日で60銘柄なので、1~30番目をリスト化したように、30銘柄を並べてみましょうかね。

 程々飲んで(Hさんを残して)帰宅、越路吹雪のDVDを観ながら缶ビールを1本だけ飲みました。77年のライブ収録から「ろくでなし」「コンドルは飛んで行く」「一寸おたずねします」の3曲。画質の悪さが却って雰囲気を醸します。その後、CDで「ブラボー・クラウン」を2度聴きました。30年ぶりです。良いわ~。