The Water of Life ~サプリのうた~

 コロナ禍の中の外出自粛生活開始から5ヶ月、第2波がようやく落ち着くか落ち着かないかという様相、上京旅行は3月・5月に続いて8月も諦めました。その旅行費のプールを少しでも消化しようと(?)、現在は週1~2強のペースで(割と豪華な)外飲みを取り入れる(同僚や知人とも外で一緒に飲む)ようにはなりましたが、人生初の自炊生活(「独身侘し飯」ではあまり哀しいので「自粛御膳」と僭称)はまだまだ続いています。モチベーションを支える「日本酒チャレンジ」も継続中、これまで飲んで美味しいと思った銘柄を中心に集めて、1日に1種類(以上)を開栓するという趣味版「日常性の維持」です。
 知っている銘柄、行きつけお勧めの銘柄、と「虎視淡々」でやってきましたが、流石に200が見えてくるともう手持ちのネタがありません。これをやっているために「チャレンジを終了した好きな銘柄が飲めない」というのも本末転倒ですし、そろそろ終わりかな、という感覚。少なくとも、次のリストアップが最後になるのは間違いありません。それでも、日本全体の酒蔵の数が2000弱と聞きましたから、1割程度は制覇したということになって「これはなかなかに凄いことなのでは」とは思うのです。というわけで、「ラス2」の更新、前回5回目までにリストアップした150蔵150銘柄に、新たに30種類を加えます。
 辛口やキレはノーサンキュー、上善如水とか言うなら水飲んどけと思う人間です。甘くてトロッとしてたり、酸が残ってたり、という王道off courseなタイプの酒に惹かれる人間ですので、集めた銘柄も評価もそういうものです。悪しからず。
 ★★★★★ 畏、飲んだら減るのが唯一の欠点、畏れ多過ぎて近寄れない。
 ★★★★  秀、家のセラーに1本あれば最高、背伸びして買っちゃおう。
 ★★★   優、居酒屋に置いてあったら信頼、普段使いはちょっと贅沢。
 ★★    可、1杯だけ飲んで次からは焼酎、世界線が当方とは異なり。

 

【★★★★】
山形「十四代」(純米大吟醸生詰 山田錦35)
山形「嵐童」(特別純米

【★★★】
北海道「大法螺」(純米酒
宮城「綿屋」(特別純米酒
千葉「木戸泉」(自然舞 スパークリング 生酒)
群馬「尾瀬の雪どけ」(純米大吟醸 生詰)
長野「信州亀齢」(純吟 山田錦
長野「大雪渓」(特別純米ひやおろし
岐阜「恵那山」(特別純米
新潟「至」(純米吟醸
新潟「賀茂錦」(荷札酒 月白 純米大吟 醸生詰)
新潟「鄙願」(大吟醸 たかね錦45)
新潟「峰乃白梅」(純米吟醸 生貯蔵原酒)
福井「越の鷹」(BLUE HAWK 純米吟醸
富山「若鶴」(瑤雫 大吟醸50)
三重「作」(IMPRESSION-H 純米原酒)
三重「半蔵」(& 純米大吟醸
奈良「花巴」(ナチュール&ナチュール)
奈良「みむろ杉」(純米吟醸 山田錦 火入れ)
京都「二兎」(純米 satin)
島根「開春」(石の顔 純米 生原酒)
鳥取「此君」(金魚ラベル 夏の純吟)
鳥取「日置桜」(純米酒 FUKUNEKO LABEL)
山口「五橋」(生酛純米大吟醸 山田錦40 原酒)
愛媛「賀儀屋」(切絵 夏 純米瓶火入 SEIRYO HANABI
佐賀「天吹」(純米吟醸 いちごの花酵母 雄町 生酒)
長崎「杵の川」(特別純米
長崎「よこやま」(夏純吟)

【★★】
徳島「三好菊」(疫病退散 アマビエ 生原酒 スパークリング)
愛媛「京ひな」(獅子林 純米吟醸

 職員室で、中高両教頭先生と、台風9号について10分ほど立ち話。水曜・木曜のいずれかが休校などになったら大変ですよねぇ、とボソッと言ったら、中学教頭超ベテラン体育先生から「水曜に早めに返すとか木曜の開始が遅れるとかの短縮授業の可能性もあるよ」と言われ。指示ではありませんが先回りが礼儀ですので、即座に水曜7限を5限もしくは6限、木曜6限を5限に短縮する時間割案3種類を作りました。
 本日は授業が4コマで、高2現代文の野家啓一。次回からは中島敦「文字禍」で、小説の授業は苦手なんですけれども(感受性がないので)、これは好きな作品で楽しみ。文庫から直接本文を印刷して使うんですけれども、この作品、教科書で採用しているところってあるんでしょうか。というか、そもそもは「古譚」でセットだったんだから、「山月記」を載せるなら「文字禍」も載せようよ、と思ったり。

 山口恵以子『いつでも母と』読了、★★★★★。個人的な共感度が高かったので★5つ。自他共に認める共依存関係だった筆者とお母様、ですが最後の看取りが立派だったならオールOKだと思います。

 8/31は「自粛御膳」をお休みして、二日市「月空」で先週土曜日に振られた分のリベンジ。最初は大体冷奴をキムチか生姜佃煮かで、その次は個人的な「推し」で毎回必ず頼む「和牛もも肉のタタキカルパッチョ風」(上に散らされた茗荷がたまりません)、その後で串に移行して、余裕があれば炭水化物も。
 日替わりの日本酒に「チャレンジ」未体験のものはありませんでしたが、ここの定番にはまだ幾つか未踏破のものがあります。今日は、岡山「神心」(純米酒)。