明日会ってね ルルル…ルルル…ルルル…

 本日は4限が高2Aの授業で、外部模試受験の高3は本来なら特講がない日なのですが、以前台風で流れた日の教材が余っていたので補講という形で東大理系漢文。本当なら3ヶ月前に使用予定だった教材(97年・趙翼)を用いたら、少し面白いデータが取れました。
 客人に請われて彼の墓誌を(彼の生前に)書いた、それも思いっきり諂った内容のものを、という体験を詩で表したもの。清代を代表する考証学者ですので、最後は書かれた歴史というのは主観で歪む可能性が、という歴史の改竄に言及しており、これは同年の現代文第一問で出された坂本多加雄天皇論(象徴天皇制度と日本の来歴)』の一節と同じテーマなんですね(要するに、滅茶苦茶難しい問題だということです)。で、例年夏前だか夏の始めだかに演習をさせると、25点満点の平均点が大体7~8点にしかならないんです(良い年でも2桁には乗りません)。が、今日の答案は結果的に平均点が10点を大きく上回りました(流石に15点、6割には届きません)。図らずも、東大理系組が(順調になのかどうかは判りませんし、あくまで平均ではあるのですが)伸びているというのが実証されてちょっと嬉しく。

 9/29の「自粛御膳」。
 鯨刺し・茄子しぐれ炒め・松前納豆和え・小鉢5種。
 何かしようと思って買って冷蔵庫の上に置いていた茄子の存在を数日間すっかり忘れていたバチが当たりました、半分に切ったら、もうすぐ白から黄色に変わりそうな種が、種が。ビジュアル的にグロいんですけれども、捨てるのは冥利が悪いのでおもっきり炒めてから食べました。味は普通ですけど。
 日本酒は埼玉「神亀」(手造り純米酒)。