真剣勝負は 退屈しのぎに決まってる 全然いいのさ

 高2(70回生)の2月のスキー研修。ステイ先のマウントレースイ(夕張)が経営破綻を決めて計画が白紙に。現在。担任団(学年主任のサッカー先生)と旅行会社とで代替措置を検討中です。受験までのスケジュールや「男く祭」の準備やを考えたら、日程の先延ばしはかなり難しいでしょう。どこか別の良い場所が見つかればいいのですが……。

 池田渓『東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な真実』読了、★★★。ネットニュースで抜粋が流れてきたのをチラ見して一応ブックマークしておいた本、昨日の血痰ネーミングショッピングモールで拾いました。私自身はそこまでという本ですが、授業資料や学級文庫レベルで生徒の好奇心に応じられるかも、という下心。
 内容は抽象的にはほぼ予想通り、具体的な些事は幾つか面白く。先ず、筆者がスピード重視の東大二次試験への対応策として「介護用のおむつをはいて」受験した、というのに驚愕。悪いけど【中略】、「誰も教えてくれなかった」じゃないよそこくらいは先ず自分で気づこうよ。筆者は私の2歳下で01年に東大入学なのだそうですが、もしかしてドラマ『未成年』(90年代半ば)の河相我聞を知っててそうしたのかなぁ、とか。もし、私の教え子がそんなことしようとしてるなんてのを知ったら(絶対他人に言わないだろうけど)、多分止めると思います。勿論、おむつはくのをじゃなくて、東大受験自体を。

 午前中は年休を取って書斎で作業、11時に自宅を徒歩出発、ラーメン屋「M」経由で学校入り(最近、昼食を摂るのが基本になっています)。4限の授業は昨日と同じテスト返却・演習で最初と最後との号令は無いパターン。「次回から心を入れ替えて真面目に働きますので」とお生徒さんたちに許しを請うのが恒例です。

 帰宅後に書斎でデスクワーク。私服に着替えて出発、夕方着の計算で目指したのは西鉄薬院駅で、駅から徒歩3分のホテル「T」に1泊の予約をしています。チェックインの後で入浴、駅から徒歩10分のお店まで、約束の5分前着を目処に出発。今日のお店(1軒目)は、私が予約をしたのではなく待ち合わせのお相手ご推薦の店で、私は名前程度しか知らないお店。と、いうわけで。

 12/29は「自粛御膳」をお休み、薬院の牛タン料理「たんか 本店」にて、非常勤生物先生とさし飲み。2つの予備校を掛け持ちするカリスマ講師でもあられる先生の、「外」からF校を客観する眼には教えて頂くことが多く、極々たまに飲み会の席などでご一緒できたらラッキーなんです。予備校の内情についてこっそり教えて下さる「ネタ」も一つ一つ面白く。理科と国語とでは全く異なるでしょうし、予備校と学校とでも全く異なるでしょう、正直私など先生から見たらぬるま湯環境の素人同然だとは思うのですが、それでも先生とは仕事(受験指導)に関する基本的な姿勢において通じるところがあると勝手に感じている次第。2軒目の日本酒バー「曇レ日」と合わせて4時間半、途切れること無く仕事(受験指導・教材研究)のお話は続きました。
 先生はお料理上手(お菓子お手の物)でいらっしゃるんですけれども、そのお眼鏡だけあって「たんか 本店」のメニューはどれも美味しかったです。チキンではなく「牛タン南蛮」というのが特に珍し旨しの逸品でした。そんなに高くはなかったし、今度は卒業生と行ってみたく(このコロナ禍下において、18時開店と当時に2階まで満席になったのも宜)。
 303蔵目・神奈川「残草蓬莱」(純米吟醸 しぼり立て)。

 ホテルに戻って健康睡眠。