せんせ ほんまにほんま

 3時起床、入浴後に書斎で書き物。6時40分に自宅を出て、徒歩で学校着7時。正門は閉まっており、前に警備員さんがお二人。挨拶をして、門を(徒歩で通れるくらい)開けてもらいました。今日はF中入試です。

 コロナの影響で、これまでとは全く違う受験形態になります。先ず大きな変化は、塾の職員や保護者等、受験生引率者の構内立ち入りが一切禁止になったこと。続いて、40人の受験教室を市松模様の20人着席にして教室数が倍になること(監督業務に倍の人数の教員が割かれること)。そして、受験生が校舎入口で全員検温をする関係で、入場時刻をいつもよりずっと早くしたこと。
 受験生の入場時刻を30分早くしたら、職員の業務開始も30分早くなります。教務部の教員(私)は7時出勤という決まりなんですけれども、これ、前日宿泊にしないと絶対間に合わない先生が出てきます。融通は……きかせてないだろうなぁ(苦笑)。夜も飲みに出られないのにホテル泊なんて、理不尽にも程がありますけれどもねぇ(あ、そうそう、これまでとは全く違うと言えば、入試業務の打ち上げが出来ないというのがありました。張り合いがねぇ!)。

 4教科(国語・算数・理科・社会)受験の時間割自体は例年通り。今年度の私は国語科主任(輪番)ということで監督業務が無く1限の国語の時間は本部で待機。国語科の教員「だけ」は2限以降の監督を免除され、終了後直ぐに採点業務に入ることになります。いつもはとある部屋に全教員が集まってガシガシと採点をするのですが、今年は「密」を避けるために国語科9人だけが入る部屋を準備して、お互いに距離を置いた机配置で業務を。

 令和3年度のF中入試国語、出典は石黒圭『段落論 日本語の「わかりやすさ」の決め手』、寺地はるな『水を縫う』、こうの史代『ギガタウン 満符図譜』でした。
 採点業務については勿論社外秘、書くことは出来ませんが、まぁ相当時間がかかるということだけは毎年毎年同じでして。今年も、昼前から始めた採点業務、窓越しに夕陽が沈んでいくのを見送って、他の科の教員が全員(管理職以外)帰り果てやが、じゃないなさった後も粛々粛々と採点は続き、私が(一応、科の主任の建前として)「管理職の先生方を無為にお待たせするのも申し訳ないですから、取り敢えずの区切りがついたら切り上げても……」と言うのに対して何人かの先生方が「ここはやり通すべきだ!」と力強く返してきて、プライムタイムもとっくに折り返した時間の職員室で管理職の先生方に「すみません、うち(国語科)のメンバー、今『プロジェクトX』の主人公を気取ってまして」とお詫び、でもって採点会場に戻ったらなんだで私も楽しく(←ランナーズ・ハイ)業務に加わって、業務終了後に西鉄帰宅組の後輩中1先生に「終電は?」と聞いたら「ギリギリ間に合うかと……」ですって。

 結局「ほっともっと」すら閉まってる時刻に帰宅、作り置きしてなかったらほんまのほんまに夕食難民やったやんけ、と「御膳」の準備はタッパーの中身をレンチンして皿に移す等、全部合わせて10分で完了。ギリギリ日付が変わる前にビールの一口目を流し込むのに成功しました。

 1/23の「自粛御膳」。
 冷や汁・メッキ煮付け・ポテトサラダ・小鉢4種。
 ビール2本、日本酒1合、これで1時間。ビールをグラスに注ぐのも面倒臭いので、「御膳」を始めて1年弱で初めて缶のまま飲みました。

 洗い物まで済ませて、就寝1時。