4 よつぶでも ゴマシオ

 櫻田智也『蝉かえる』読了、★★★★。
 シタラマサコ『おそ松さん(9)』読了、★★★。

 今日と明日とは高2が外部模試の受験なので、その監督(配布と回収と)をしながら高3の添削をガシガシとする(だけの)一日。高3の受験にばかり意識が向きがちですが高2の2月の「プロシード」っつったら割かし重要な模試ですよねぇ、というのは解っているのですが、懸命にマス目を埋める生徒をぼんやりと眺めながら考えているのは今日の夕食で使う鰻蒲焼き(1尾)をどのように調理するかということだったりします。
 そう言えば、3週間前の1月20日、共通テスト(←名称嫌)の直後に高2もマーク式の模擬試験があったのですが、国語では確り「実用文」が出ていました。そらそーだよね、数日前の本番であんなちゃぶ台返しがあるなんて誰も思わなかったでしょうからね、しかし「実用文」が「やるだけ無駄」の扱いを受けるなんて皮肉な話ですねぇ(「無駄」という言葉は嫌いなんで出来るだけ使いたくないんですけれども……)。

 で、鰻はひつまぶしにすることに決めました。事務嬢さんと飲んだ後に二人で入ったスーパーで、ノリだけで買ったものの冷蔵庫で放置していたら今日が賞味期限になった鰻です。
 鰻は細切り、タレと一緒に電子レンジで温めます。半分は御飯に混ぜて丼に、残り半分は御飯の上に敷き詰めました。出汁は熱々の状態で土瓶急須(母君が購入なさっていたもの)に。薬味は、3連の小鉢に白胡麻・刻み海苔・小葱・山葵。

 2/5の「自粛御膳」。
 ひつまぶし・サラダ・冷奴・小鉢2種。
 鰻は今日が賞味期限、冷奴には納豆を載せましたが豆腐も納豆も一昨日が賞味期限、刻み海苔はもう少し古いもの。名付けて「限界御膳」、まぁ酒で流せば大丈夫でしょう。そして、最初は鰻飯、次は薬味をのせて、最後は出汁茶漬けに……と一通りやったあと、余った薬味で、神様、僕は気づいてしまった。いざという時には、白胡麻だけで飲めるな。