だから僕等ナンとかしましょう 完璧じゃなくても

 水曜日は高2現代文がある日なのですが本日はカット、理由は特別行事の学年クラスマッチで、2月のスキー研修が中止になった分の(せめてもの)代替にあたります。この手の行事は運営進行全て生徒主導というのがF高ですので教員は(素見かし見学以外)仕事は無し。
 であると同時に、今日はF校のいちばん長い日でもあって、いよいよ前期入試の合格発表最終日(東大・京大他)です。8日の九州大学が最初のピークで、今日がクライマックス。私は担任団ではないものの、僅かながら授業と東大特講とに関わった身として結果が気になって朝からそわそわ。

 東大の合格発表は12時にインターネットで。毎年必ず5分~15分程度フライングをするので、進路指導室に集まった担任団はPCやスマホのサイト画面を何度も更新しながら今か今かと……の、一員に私も加わりたかったのですが、11時45分(3限終了後)に保護者某さんとのアポイントがあって出遅れ。某さんとのやり取り自体は10分程度で終わるものだったのですが、その後ダッシュで進路指導室に入ったら既に合否の点検は始まっており。
 自分が担任団ではなかった学年ですので、点検作業時の詳細は省略(63回生の3/10の日記に詳しく書いたので繰り返しても仕方ありませんし)。現役生と番号が判明している浪人生との○×を文科一類から理科三類まで順番に見ていき、歓声やため息やの繰り返しがコロコロと忙しく、といういつもの流れです。
 昨日の日記にも書きましたが今年度は医学部の合格者数が異常、今日の東大の合格者数は例年並以上の立派なものでしたが(理三の現役3人は私の47回生の時に並ぶ最多タイですね)、医学部の異常に比べたら目立たないレベルかな。実際、ちょっと進路指導室の雰囲気が暗い……ところへこっそり中学教頭先生から耳打ち「なぁ、めっちゃ凄い数字なのに、何となく暗くない?」 私「医学部が異常だから感覚が狂ってるんです。もうね、人間って直ぐに贅沢になりますから。ご立派な数字なんだから先ずは喜ばんかいな、と」 教「よねぇ」
 とまぁ、軽口半分ですけれども、担任団の先生方のお気持ちは(少しだけ)想像出来ます。特に主任の数学先生は一人一人に対する思い入れが殊更強くていらっしゃいましたから、全員が通るまでは心からの笑顔は見込めないかも知れません。

 合格発表を終え、職員室には多くの高3生が職員室を訪れ悲喜交々でした。3/1の卒業式後にメッセージ入りで本を差し上げた理系2人は見事合格、御目出度う御座います。本当は合格発表の日に合格者への餞として差し上げるのが筋だったのですか、まぁぶっちゃけ合格するのは解りきってましたんでねぇ。

 15時から年休を取って、行きつけの美容室「G」でカット。随分伸びていたので、おもっきり短くしてもらいました。そのまま夕食の会場へ。
 3/10も「自粛御膳」をお休み、中華「H」にて、高3前期合格発表終了後の慰労会を。本来ならば40〜50人規模で職員室を挙げたイベントをやるのですが、コロナ禍の昨年・今年は勿論中止。テーブル席4名が限界というのは寂しい限りです……が、高3の合格実績は寂しいどころか例年以上に立派なものでした!(←雑な総括ですが、ここ大事)
 来年度は70回生高3学年担当予定(←これを書いている4/3現在、担当は確定しています)、3月には盛大な打ち上げが出来たらいいなぁ(コロナ的にも実績的にも)。