あまく危険な 愛の香りよ

 緊急事態宣言(2020年の1回目)に伴って始めた外出自粛蟄居自炊生活、そのモチベーションを保つための「人参」として続けたイベントが名付けて「日本酒チャレンジ」、毎日1蔵以上、それまでと被らない蔵の日本酒を開栓する。日本に2000程あるという蔵の中の1割でもカバーできたら凄いよね、と何気なく始めた企画だったのですが、半年超で気づけば300蔵に到達していました。30蔵ずつ10回のリストアップというきりの良さを機にチャレンジはストップしていたのですが、その後も新しい蔵のお酒は(通販や旅行や行きつけの居酒屋やで)ちょいちょい飲んでいます。今回、それが30蔵溜まったので、301蔵目から330蔵目、お久しぶり11回目のリストアップです。
 辛口やキレはノーサンキュー、上善如水とか言うなら水飲んどけと思う人間です。甘くてトロッとしてたり、酸が残ってたり、という王道off courseなタイプの酒に惹かれる人間ですので、集めた銘柄も評価もそういうものです。悪しからず。
 ★★★★★ 畏、飲んだら減るのが唯一の欠点、畏れ多過ぎて近寄れない。
 ★★★★  秀、家のセラーに1本あれば最高、背伸びして買っちゃおう。
 ★★★   優、居酒屋に置いてあったら信頼、普段使いはちょっと贅沢。
 ★★    可、1杯だけ飲んで次からは焼酎、世界線が当方とは異なり。

【★★★★】
栃木「七水」(CITRUS 純米-65-)
愛知「星泉」(No.6 無濾過生原酒 うすにごり)
山口「金雀」(純米吟醸 山廃造)
山口「天美」(特別純米 生原酒)
高知「桂月」(CEL24 純米大吟醸50)

【★★★】
岩手「喜久盛」(嫉み 純米生原酒)
秋田「角右衛門」(純米大吟醸酒
秋田「まんさくの花」(純米大吟醸 一度火入れ原酒 Diamond Drop
福島「あぶくま」(純米吟醸 無濾過生詰 山田錦
茨城「御慶事」(純米吟醸 ひやおろし
東京「喜正」(純米酒
埼玉「釜屋新八」(純米吟醸 生酛仕込 無ろ過生原酒)
神奈川「残草蓬莱」(純米吟醸 しぼり立て)
静岡「開運」(にごり酒 無濾過純米 愛山)
石川「池月」(みなもにうかぶ月 吟醸
長野「大信州」(純米吟醸 生 番外品 槽場当日詰め)
岐阜「百十郎」(赤面GOLD 大辛口純米酒
三重「颯」(純米吟醸 神の穂)
京都「玉乃光」(純米吟醸 祝100%)
岡山「多賀治」(純米大吟醸朝日 無濾過生原酒)
岡山「和心」(無濾過生原酒)
広島「瑞冠」(こわっぱ 純米吟醸 袋しぼり しずく生酒)
広島「夜の帝王」(特別純米酒
山口「阿武の鶴」(純米58)
高知「南」(純米吟醸酒
福岡「杉能舎」(和膳会釈 純米吟醸生原酒)
福岡「天心」(音oto 純米酒
大分「ちえびじん」(裏ちえびじん 番外編)

【★★】
鹿児島「薩州正宗」(大吟醸
沖縄「黎明」(吟醸酒

 高校の入学者説明会が午前中の体育館であり、私は国語科主任(持ち回り)の立場で、F高における国語とはどういう教科であるのかというのを5分程度お話。入学者50名・保護者50名ですからほぼ100名の「誰やねんお前」の視線を受け止めるくらいは流石に17年も務めていたら出来るようになります(あの子とあの子とあの親とは国語に興味がないんだなぁっ、とかチェックする余裕もあります)。その後、学年通信の原稿チェック(校正)等デスクワークで午前中はお仕舞い。
 午後は、4~7限が高2現代文の授業で、丸山真男「『である』ことと『する』こと」のまとめ。これが高2の最終授業(明日が修了式)なので綺麗に着地させようと思っていたんですが、選りに選って今日が年に一度の花粉症爆発デー、5限あたりから鼻水が止まらなくなり、ラ行が全部ダ行になる地獄。何ともしまりのない終わり方になってしまいました。まぁ、高3でも引き続き現代文ですから、そこではきっちりリベンジをば。

 3/18は「自粛御膳」をお休み、居酒屋「もりき」にて独酌。
 軟骨炒め・空豆蒸し焼き・卵とじ。一週間ぶりに訪問したら、未踏破の蔵のお酒が3本も開いてました。
 331蔵目・茨城「武勇」(本生純米吟醸)。
 332蔵目・長野「亀の海」(春うらら 純米吟醸 うすにごり生)。
 333蔵目・兵庫「奥丹波」(早春賦)。