制服は未来のサイズ入学のどの子もどの子も未来着ている

 「デイリーポータルZ」の記事、「国語の読解問題、作者自身が解いたら満点取れるのか!?」。読解問題は出題者と解答者との対話であるというルールは揺らがない前提だとしても、実際にこの企画に乗った作家が長嶋有だというならそら面白いに決まってます。
 実際私は小説の問題を作るのが苦手で、過去に作った模試の小説も、気づけば随想寄りの、それも割と古めの文章ばっかり選んでいます。例えば中2確認テストに内田百閒「離愁」、高3構内模試に幸田文『包む』、等々(心情を問う設問について苦心するのは小説と同じですが)。

 俵万智『未来のサイズ』読了、★★★★★。場所は石垣島から宮崎へ、ご子息は小学生から高校生へ、世界は日常からコロナ禍非日常へ。2015~2020年、私の閑適・感傷、公への風諭。融通無碍ですね。

 昨日に続いて70回生新高3の成績検討会議。学年200人個々人の成績と志望に向けた指導法を検討するのに、2日間で計16時間! 比較資料(過去7年1400人の生徒の成績データ)冊子の文字が小さいのもあり、最後は軽い目眩が。熟々真面目な学校です(皮肉ではなく……って書くと皮肉っぽいかな)。

 3/25は「自粛御膳」をお休み。豆腐料理「U」にて同僚数人と会食。
 参加したのは70回生新高3の担当者有志数人で、話題は全部来年度の仕事のこと。16時間の会議の後で(会議の時よりはフランクな雰囲気や話題だったとは言え)まだ話すことがあるのかと、我ながら教員の「性」にはびっくりです。