まぶしい未来を想いながら 眠れぬ夜を数える

 5時起床、書斎で昨日の東大理系現代文特講の添削を行いました(途中に入浴休憩を挟んで)。添削・集計にかかった時間は40枚で約4時間。

 添削は、赤ペンと青ペンの2本を使って行います。青はアドバイス、赤は解答の書き直し例。赤青を持ち帰る時にペン先が右の掌(小指・薬指の下)によく当たって、添削が終わった後の右手半分は赤青の「返り血」でべっとり。かつて自転車に乗っていた時は、右のハンドル部分が紫色になっていました。
 設問(一)を40枚、設問(二)を40枚、という風に設問ごとに採点添削を行い、全ての設問を終えたら合計点を40枚に。その後、40人分の平均点を算出して全ての答案に「AVE●点」を書き込み、上位1割の生徒の答案には「40人中◎位!」と。
 4時間というのはかなりのスローペース。他の先生のお手伝い(ボラ添)を別にすれば本格的な高3現代文添削は3年ぶりですので意図的にゆっくりやったというのもありますが、聴講生にとっては初回ですので答案に「ツッコミどころ」が多いというのも時間がかかる理由です。回を重ねて、彼らの答案の精度が上がれば私の添削のスピードも上がる。下品に言えばWin-Winってことです。土曜特講の添削は日曜日にゆっくり。問題は水曜日の文系東大特講で、これは水曜の18時に終わってから翌8時半のSHRで返却するまでのリミットが14時間。この中に「4時間の添削、2時間の入浴・家事・出勤移動、2時間の食事(何があっても飲む!)、6時間の睡眠」というのを上手に詰める必要があります。

 因みに、140字×3tweets。
 【入浴準備の間、書斎で漢字の採点を。東大特講の初回は92年の中村真一郎『記憶の森』と決めていて、この年の漢字は「意想外・強要・寸断・粗放(疎放)」の4つで確かにやや難しいのですが、事前の予想通り、平均点は3点(1題1点で計算)を下回りました。年々、生徒の書き取り能力が下がっています。】
 【「漢字は1ミスまで」が口癖で、2つ以上間違えた答案には必ず書く(アレンジ版に「得点『減』でなく得点『源』に」等あります)のですが、年々書く頻度が増えています。14年前の56回生なら、平均して1題以上間違えるなんてあり得ませんでした。書けないな、と感じ始めたのは6年前の64回生からかな。】
 【センター評論演習でも問1の漢字(2点5題)を昔より間違えるので、あんなの10点マストでしょ、とは気軽に言えません。中学・高校入試の採点でも同じ状態ですので、少なくともF校(受験)生の中では世代的な傾向なのかも。外へ大きく広げるつもりも、それを頭の良い悪いと繋げるつもりもないですが。】
 Twitterのフォロワーには、鍵垢なので中身を他の人に見せないで下さいと(割と強く)お願いしていますが、時々自分で流出させることは。

 さて、自宅での添削が終わったら昼に学校入り、今度は明日の授業・特講の準備です。プリントは既に準備しているのですが、板書計画を立てて授業内容を定める必要があり、しかも教材の種類が3種類もあるのでこれが結構大変なんですね。月曜日には、クラス別のセンター型授業、文系二次対策授業、放課後の京大現代文特講、があるのです(純粋に授業・講義をするという観点から見たら月曜日が最も忙しいかな)。これらの板書準備が2時間とちょっと。

 学校を15時に出て一旦帰宅、本日2度目の入浴の後は、自宅をタクシーで出て会食の約束へ。目的地は豆腐料理「U」で、本日は個室予約3名、私はお金を払いません。
 5/9は「自粛御膳」をお休み、豆腐料理「U」の個室で事務嬢さん・パートナー氏と会食……だったんですけれどもこれが特別な(変わった)依頼で、パートナー氏の職場(F校とは無関係)の昇進試験で提出する課題レポートの添削をしながら一緒に飲むという企画(?)。私はパートナー氏の草稿印刷を片手に、パートナー氏はラップトップを机に置いて操作しながら、何せこの3人なので人並み以上に確り飲む! という、流石に初めての体験だったので戸惑いながらでしたが、取りあえず3時間の座持ちはしたのでお役目は果たせたと思っていい……のかなぁ。

 健康睡眠。