明日という名の 街をめざして

 最近購入したCD2枚。
 小室等『音楽活動50周年ライブ~復興~』、★★★★。2011年7月11日のライブ録音なのでタイトルは「復興」。小室氏は自作解説にて「『復興』などやってくるとしても遙か遠い出来事であることは思い知った。ただ、(中略)音楽の中で『回復』が可能だった」と語り、ライブは「ミュージシャンであるところの自分自身の『復興』だった」と総括しています。その「回復」「復興」の過程が活き活きと伝わってくる本作を、10年後に今度はミュージシャンが音楽そのものを取り上げられようとしているコロナ禍の今聴くというのは皮肉です。谷川俊太郎・賢作親子を迎えた詩の朗読、盟友・井上陽水とデュエットする「雨が空から降れば」「結詞」、大好きなソロ曲の「夏が終る」「国境のアゼルバイジャン・コニャック」、と聴きどころは満載。「比叡おろし」が入っていないのは残念ですが、カバーしていることを知らなかった「ベヴェトナミーズ・ゴスペル」(おおたか静流)が収録されていたので相殺。
 『映画ドラえもんうたの大全集』、★★★★★。この物量(4枚組82曲)に圧倒されたら★5つはもう仕方ないです。こちらも50周年(2020年時点)の作品、時系列に曲が並んでいますが私が映画館で実際に観たのはDISC1の20曲(大山のぶ代ぼくドラえもん」~武田鉄矢一座「夢の人」)までで、DISC2以下の25年分にはそこほどの思い入れはありません(2018年の星野源ドラえもん」も正直ピンとは来ません)。ですけれども、矢沢永吉・ゆず・スキマスイッチBUMP OF CHICKEN福山雅治PerfumeKis-My-Ft2秦基博・miwa・山崎まさよし平井堅星野源……等々の曲が1作品の中に収められてるというのは端的に凄いことだなぁ、と思いながら1巡。因みに、82曲中、私の思い入れで断トツなのは堀江美都子「君がいるから」で、この曲はミッチの膨大すぎる曲群の中でも3指には入れたい(他の2曲は『魔法少女ララベル』の「あなたへ」と、『山ねずみロッキーチャック』の「緑の陽だまり」)。

 定期テスト最終日。6時入りの学校で14時半までデスクワーク。定期テストの採点・集計・解答解説プリント作成まで終わらせた後、腰を据えて時間割の作業。7月末(前期)及び8月末(後期)の高校課外授業(高1Aは6限、それ以外は4限授業。高3は5~6限の時間帯に特講あり)の時間割を組みました。本来は、高校各学年の教務部の先生が(各学年の特殊事情や要望を踏まえて)組んだものをすりあわせるのですが、このすりあわせ(場所・人員)が毎年意外と面倒臭いので、今年は時間割担当の私が3学年分一気に作りました。叩き台を作って、その後で各学年の要望を聞いた方が早いんですよね(何でこれまでそうしなかったんだろう、とやってみて思いました)。

 5/25の「自粛御膳」。
 ところてん・チゲスープ・鶏竜田揚げ・小鉢6種。
 365蔵目・千葉「総乃寒菊」(愛山50 Red Diamond)。これは美味しかった、「もりき」で調教された舌なら絶対好きになる甘さなので、明日の「お呼ばれ編」でHさんに味見していただきます。