デリケートなピンクの催涙ガスに

 録画番組の編集作業。『紅白2020』の再編集中に思わずチコ氏(うじ)を視界に入れてしまうミスを。あのドヤ顔は、大人の迂闊を叱る子どものものではなく、これがハラスメントをハラスメントにしない新しい笑いだ(結局お前もハラが好きなんだろう?)という作り手のものに見えて、どうもダメなんです(番組は1回だけしか観ていないので今は変わっているのかも知れませんが)。

 ワクチンの副反応、人により様々。最もひどい先生は熱発で昨日の午後に早退なさって本日もご欠勤。
 中で、数学某先生と体育某先生とだけは全くの無反応。痛い辛いの会話に加われぬ疎外感(?)がおありかとの老婆心で話しかけ、「まぁこれは身体にデリカシーがあるかどうかっつー話ですわなぁ」と煽り立てるなど。

 本日の共通テスト(←名称嫌)対策は88年追試、石川淳「歴史と文学」。芥川賞好きの共通一次・センターが小説ではなく評論の本文に受賞者(兼選考委員)を採り、セットとなる小説に芥川本人を(「秋」の一節)との趣向ですが、「歴史と文学」は問題数が多く特に前半が難、芥川「秋」は史上稀な難文難問、人生かけてコレを解かされた受験生は地獄の思いだったんじゃないかなぁ。
 1・2限が授業、その後自宅に戻って夕食の仕込み(カニカマ卵焼き・胡瓜のゴマ昆布和え)。書斎で今年の「合格体験記」の校正(第1校)を終わらせてから学校に戻りました。その後、16時からの東大文系現代文は坂本多加雄の97年。前回の村上陽一郎(02年)と続けて読めば、坂本氏の言う「独自性」の概念が掴みやすいかと。今日の特講教材は20世紀の問題で120字の設問が無いので、添削はちょっと楽かな。

 6/30の「自粛御膳」。
 細巻き寿司・南瓜スープ・カニカマ卵焼き・鯖おろしポン酢・小鉢9種。
 383蔵目・愛知「白老」(2020BY 純米吟醸 夏のうすにごり生)。
 スープは58回生Iくんから。セブンイレブンの鯖おろしポン酢は正義です。