時間が まだ早い

 20年以上好きな歌の歌詞の中に登場しているのに、売っている店に入ったことがないので食べたことがない、どころかそもそもどんな料理なのか知らなかった「エッグ・ベネディクト」が食べられるカフェがK市の六ツ門近くにあるということを知り、朝の9時から入店。
 六ツ門のカフェ「N」、店名からオーストラリアに関係しているということが知れます。打ちっぱなし基調の広々とした店内、シンプルな調度にお洒落な食器、年若いご夫婦で切り盛り。丁度私が入店した朝9時から食べられるエッグ・デネディクトを注文。マフィンの上にハム・ベーコン、ポーチドエッグの上からオランデーズソース。800円。パンもソースも卵も美味で、苦手のハム・ベーコンが気になりません(黄身が溢れて、食べるのがちょっと難しいけれど)。大きなマシンから注がれるコーヒー、食後にお代わり。
 昨日作った校内模試の本文・問題を熟読しながら、解答の文言を頭の中で構想。身体と脳とにエネルギーを、と思って初入店したお店のモーニングが美味しかったので、精々良い解答を練らなければなりません。「N」はまた行きたいお店、欠点は1つだけで、折角お洒落なグラスにお洒落なピッチャーから注がれるのに水が美味しくなかった(他の料理が美味しかったのでお冷やの臭いが気になりました。贅沢なイチャモンです)。

 西鉄K駅まで歩いて書店を覗き、バスで学校入り。添削その他の仕事。
 第1回校内模試の評論に、伊藤亜紗『手の倫理』の一節を出したら、私の採った箇所の続きにあたる部分が某予備校の京大模試に使われていたという話は先日書きました。更に加えて、高3某くんから今度は私の採った箇所と全く同じ箇所が某予備校の共通テスト(←名称嫌)模試に使われていたと聞きました。「別に嬉しくないでしょうが」という前置きがついていたのに思わず微苦笑。血気盛んな(?)若い頃だったら拘りの「ドヤ問」を作りたい思いから「嬉しくない」という反応だったでしょうけど、今はどっちかと言えば「あ、やっぱり?」ってちょっと嬉しくなっちゃいます。同志発見。「っぽい」文章は、多少入試国語に関わった人間が目にしたら誰もが自然に傍線部を施してしまうもんなんです……っつっても、先に出されたら「あ~、やられた~!」と悔しがるでしょうけど。

 夕方前に学校を出て、学校近くのスーパーマーケットで食料品の買い出し。荷物が多いのでタクシーを手配して帰宅。この食材を使うのは明日以降です。食材と(セラーの中に入りきらない)日本酒の瓶とで冷蔵庫はぱんぱん。
 台所で(明日用の)料理を1品。っつっても、適当に切った「ナス→アスパラガス→ズッキーニ→牛肉」を油で炒めたら、麺汁とお酢とを1:1で割った出汁に漬けておくだけ(焼き浸しです)。

 8/5も「自粛御膳」をお休み、懐石「G」にHさん及びそのお友達と。
 今月の逸品は椀物(無花果・鮑)と焼物(鮎)と。本日からK市(福岡県の都市圏)は酒類提供不可、故の物足りなさはありましたが、味をしっかり覚えてから帰宅後に(記憶を肴に)ビールと日本酒と。Hさんのお友達(定期的に飲み会をする人生の大ベテラン勢)は初対面の方も数名でしたが、若輩を可愛がって頂いて恐縮でした。
 明日明後日は自炊ですが、夏休み中は夕方の特講・未明の添削が無いので、生活リズムを圧迫されないのが救いです。