幸せは誰かがきっと 運んでくれると

 高橋源一郎斉藤美奈子『この30年の小説、ぜんぶ 読んでしゃべって社会が見えた』読了、★★★★★。実作者と評論家、男性と女性、等々「ならでは」が異なる両者の談論風発丁々発止が「ヤな感じ」一切無しで一貫して魅力的だったのは、お二人ともが相手からの「未知」に対して虚心坦懐に受け容れる姿勢を崩さずにいられることに依るんでしょうね。融通無碍、憧れます。
 三が日は本を読まない(とにかくおねってぐねる!)という禁を破ってしまったのは年末に半分読んでいた高橋・斎藤両氏の対談の続きがどうしても気になったから。

 昨日の決意通り、本日3日からは「日常性の維持」だ、3時半に起床して書斎で仕事をして、7時過ぎには職員室に入って机仕事を始めた……んですけれども、非日常からの移行はグラデーションでよくない? と12時過ぎには帰宅して、昼以降は居間でビールと日本酒とを。

 1/3の「自粛ランチ御膳」。
 豚しゃぶ鍋。
 502蔵目・北海道「十勝」(純米 初しぼり 生)。

 昼酒が眠気を誘わなかったので、本日二度目のお風呂でさっぱりした後は、書斎にて(遅れに遅れている)日記の更新を。2月の二次試験が終わるころくらいまでには、日付に更新を追いつかせたく。
 19時頃にふと思い立って、自宅から徒歩40分弱の文化街方面へ。行きつけが今日をお年始としているならご挨拶でも、と思ったら小料理屋「S」はまだ空いておらず、ライブバー「A」は今日が初日でした。

 1/3の夜は「自粛御膳」をお休み、六ツ門のうどん屋「O」で軽めの独酌、からのライブバー「A」の口あけ(facebookで繋がっているマスターからは「あの雰囲気なら今日は来ると思っていた」と掌上宣言をされました)。私が「本格的なお屠蘇を飲んだことがない」と話したら、バイトくんに日本酒を買ってこさせて、マスターがお屠蘇を作ってくれました。で、バイトくんの買ってきた日本酒が「白鶴」だったんですが、よく考えたら私は「白鶴」を飲んだことがなかった。加えて本日が初お屠蘇。っつことで私、気づけば新年早々大人の階段を2段飛びしてましたよ。
 503蔵目・兵庫「白鶴」(サケパック まる)。

 延長含めて4時間近く滞在した(飲み続けました)けれども、帰りは同じく40分の徒歩でしたし、帰り道ではきちんと忘れずに卒業生(61回生Yくん)への年賀状返信もポスト投函できたので、今日はまぁまぁ勝ちの日でした。