せいぜい 受け皿カタカタ言わすだけ

 6時に学校入りして、自由提出分の東大添削をガシガシ。本日は高3最終授業(私は授業無し)、その後は放送で修了式。本来なら学年主任の体育先生が高3生への激励のお言葉を述べるのですが、ご家族の関係某所でPCRの一斉検査があったという理由(間接の間接みたいな感じ)で自宅待機、代読の恰好となりました。こういう先生は続々、ある科なんて自宅待機の先生が多すぎて教員が3人しか居ないという非常事態、自分で言うのも何ですけれども時間割係の人は頑張ってると思う。修了式の後には、九大医学部の志望理由書添削……というか面談、これが今年度最後の一人です。

 年度の仕事の区切りに、素敵というか無敵の贈り物。超ベテラン美術先生を通じて、国語科恩師先生よりお皿を賜りました。20cm超の大皿が1枚、12~3㎝の色違い(白・茶)の小皿が2枚。私が焼き物探訪を最近の趣味(?)にしいているというのをお年賀に書いたからでしょうか。小皿は先生ご自身が嘗て旅先でお求めになった普段遣い、大皿は先生がF校に赴任なさった半世紀前に当時の教頭先生から受け継がれたものだそうです……畏れ多い。
 お皿と同封の玉葉が収められた封筒には、「皿」に纏わるエッセイ・雑誌記事のコピーがそのままアンソロジーに出来そうなほど沢山。更に(←駄洒落ではないです)加えて、幾つかの文芸誌の周年記念出版が数冊……歴々の小説・詩・随筆・評論(中には、書籍の形で出版されたものには収録されていない文章もありそう)の題名が並ぶ目次を眺めていると、「こういう『古いの』で作問するの、好きでしょう?」という先生のメッセージが聞こえそう。勉強します。
 ついでに、お年賀の中で私が独り暮らしの皿集めについて八代亜紀「雨の慕情」の歌詞でご説明していたからか、先生からのお手紙にも八代演歌の一節が。

 さて、先に「畏れ多い」と書いたのは本当なのですが、それでなまじっかこのお皿に何をのせるべきかなんて考え始めたら直ぐに躊躇の念が兆すだろうと思い、猪の勇気で手元の惣菜をのっけてしまうことにしました。小皿2枚にはセブンイレブンのお惣菜、大皿にはスーパーで買った(ちょっとお高かった)刺身。ひじき炒めが微妙に余っていたのは白いご飯に混ぜ込んで一汁一菜に。

 1/31の「自粛御膳」。
 鶏ささみ揚げ冷製・海老ブロッコリーサラダ~一汁一菜~カワハギ刺。
 515蔵目・和歌山「太平洋」(純米酒)。