あぶないあぶない

 オミクロンの猛威以来、初めて37℃の微熱。朝一番で体温を測ったら、少し下がっているけれども36.7℃と平熱よりはやや高く。喉の痛みははっきり「症状」と言って良いレベルです。かすれるというより、声が出しにくい(出したら痛い)。
 土曜半ドン、出勤すれば高3の添削と時間割との仕事が出てくるのは間違いないのですが、念のために年休を決定。テスト会疲れに老いが見える……とかいう話で「あって欲しい」とか倒錯したことを考えたり。

 11時半に熱が36.5℃まで下がったので、近所のドラッグストアに市販の抗原検査キットを買いに行きました。出勤中の先生(教務部)と何度か電話のやり取りをしている内に、これは時間割係が出張って仕事しないと埒があかんぞ、という雰囲気になって来たため。
 帰宅後に唾液を採取して、検査キットに。15分程経って示された結果は「C+T-」でこれは「検査有効、検出なし」なんだそう。保健の先生に電話をしたら「その結果を信じるなら出勤しても問題があるとは言えない」という微妙なものだったので迷いましたが(市販のものの精度は低いと言うし)、結局15時過ぎから出勤して、2/7(月)以降の時間割変更の仕事、及び高3現代文のテスト会プリント準備を2時間ほど。念の為、他の先生の誰も居ない部屋に閉じ籠もって。その後、印刷室で時間割案の印刷折り込みを行い、職員室の先生方の机上に配布して、逃げるように退勤。
 明日、もし熱が下がってたら、日曜出勤して高3の二次現代文・小論文の添削をガッツリやります。

 2/5の「自粛御膳」。
 小鉢2種~カンパチ刺~一汁一菜。
 日本酒の「取って置き」は栃木「鳳凰美田」の赤判、山田錦、磨き40%のおりがらみ。
 花粉症で咳鼻水が酷いとき、夜に酒を飲んでる間だけはピタッととまるというのが、私の場合本当にあるんです。医学的根拠は知りません。で、喉は痛いんですけど、1本目の瓶ビールが空くくらいの頃には全く気にならなくなってる自分に気づいて、あら、この喉痛、若しかして花粉症なのかしら、なんてねぇ。

 菊地暁『民俗学入門』読了、★★★★★。そうそう、本日作成したテスト会資料には、21年の東大第一問(松嶋健「ケアと共同性」)の解答解説プリントも含まれていたんですけれども、それ用に作った解答例(池ノ都試作)の中で我ながら「巧いこと言うね」という表現を閃いたんですけど、それがこの『民俗学入門』から拝借したアイディアだったんですね。ですから、解答表現と一緒に授業で扱う際に配布する資料のネタ(この本の一節)も同時にゲットしたということになります。これはもう完全に勝ちの日。苦しい中働いてるんですから、このくらいはないとね。因みにこの『民俗学入門』、ラディカルな内容といい、意図的に抑えていたとは思いますが隠しきれない程に達者な文体芸といい、素晴らしい本でした。