だいだいの灯り 冬に出会ったひと 夏はどこにむかうだろう

 現状、人類の敵の第一がコロナなのは論を俟たないとして、私にとって敵の第二は何かと問われれば、昨日後輩数学先生の車の助手席でふと窓を開けた瞬間に始まった「アレ」。春は「アレ」の季節です。
 道民代表・北大路公子氏は雪を甚く嫌い、その気配を察するとその語を用いぬために「アレ」とか「にゅき」とかの語を使うのですが、私も同じく昨日始まった「アレ」をその本来の名前で呼びたくない。似て非なる言い回しを使うなら「にゃぷんちょう」とか言えばいいのかもしれないけれども、こちらの場合似て非なる言葉を聞いただけでも反応して症状が出てしまうかも知れません(私、TVで悲惨、じゃない飛散の映像を観たら症状が出ることがあります)。
 昔、ダウンタウンの『ガキ使』で、音声として似て非なるどんな言葉までなら喫茶店の「アイスコーヒー」の注文が通じるかという実験企画がありました。「ナイスコーヒー」「ナイスコーチ」ではアイスコーヒーが来た(成功)、「愛想笑い」ではアイスオレが来た(失敗)、「欧陽菲菲」はギリギリ通じなかった(失敗)、と文字で書いたら面白さは伝わりませんがまぁ伝説の企画です。
 その体で言えば、似て非なるどこまでの距離の言葉なら「アレ」の症状が出るのか、というのが自分の身体で実験できそうな気がします。私、割合酷い方なので、「カプチーノ」だったら多分症状が出る。離れに離れて「銀粉蝶」とかでも症状が出るんじゃないかなぁ、とすら。
 ポケットティッシュ、買い込みました。

 4時起床、布団の中でだらだら(←これは症状の形容に非ず)、5時半に入浴、7時出勤。
 午前中に9~11時で職員会議。昼休みと年休とを絡めて、西鉄まで往復しました。書店で本を、スーパーで食材を買い込んで学校に戻り、食材は進路指導室の冷蔵庫に。17時までデスクワークの後、タクシーで(食料品他荷物が多かったので)帰宅。

 3/23の「自粛御膳」。
 帆立コチュジャン和え~真鯛塩焼き~一汁一菜~あて2種。
 538蔵目・長野「つきよしの」(空 純米吟醸無濾過生原酒)。
 子供の頃、豆腐を御飯に乗せて醤油をかけるだけという下世話極まりない「豆腐ご飯」が好物でした。それをふと思い出したので、ちょっとだけ大人アレンジ。ご飯の上に1cm角の豆腐、更に長ネギを刻んだのとすり胡麻とを乗せ、麺つゆベースでタレを作って小丼にしました(美味でしたが、下世話さはあんまり変わらず)。日本酒は初体験の長野「つきよしの」、これは好きな味(★★★★)。