まる・さんかく・しかく

 有栖川有栖『こうして誰もいなくなった』読了、★★★。短編集、良く言えばバリエーション豊富、悪く言えば総花的。中の一編、鉄道ものは苦しいなぁと思いながら義務的に頁を捲っていたら中に身近な駅名が出てきた途端に「おっ」となって現金。
 平松洋子『サンドウィッチは銀座で』読了、★★★★★。最近出逢った書き手では一番。画が無いのに完璧な食レポ、どれだけ読んでも肥らないのは良いんですが、行きたいお店・食べたい料理が増えすぎてストレスが溜まるのがちと困る。

 新年度の生徒登校初日(中1・高1は入学式、他は始業式)、職員室の机が新しい学年配置に改まったばかりで、気づけば昨日までの場所で先生を探してしまうのが「あるある」です。担任団に所属の先生はホームルームでの書類・宿題の回収整理他仕事がぎっしりですが、所属無しの私は時間割の細々した作業以外はノルマが無く、ゆっくりと新年度の授業準備(プリント作成)を。初授業は12日の高3漢文、中3の初授業は13日、と少し先です。
 始業式は放送のみであっと言う間に終わりますので、中1・高1以外の学年は下校が早いのですが、今年度初めて授業に出向く中3(中学52回生)で担任をお務めの英語パイセンに「クラスで池ノ都のことどんな先生かって訊かれて『凄い変人』って紹介しといたから」と職員室で言われました。うん、言いそう、新年度もブレてねーなー、と思いつつ最敬礼でお見送りしたら、その後そのクラスで副担任をお務めの物理先生から「英語先生、生徒に池ノ都先生のことを『凄い』って褒めてたよ」と。ツンデレか。

 4/8は「自粛御膳」をお休み、K市いちばんの懐石「G」で後輩数学・先輩生物(現在はご退職)先生と3人。
 八寸~椀物~造り~煮物~焼物~飯物~菓子。
 八寸の粽や色々な山菜など季節感、ベストは青羽太のお椀かな。明日からの新学期業務(私と数学先生はF校、生物先制は予備校)に向けた英気を。