脳はすこぶる快楽主義

 早朝起床、入浴後、先ずは昨日仕込んだ大根をタッパーに。続いて、トマトと山芋とを細かく切って、茗荷を千切り、胡瓜は薄切り。4種の野菜ともずくとを三杯酢で和えて「もずく野菜の酢の物」を。徒歩出勤の前に、2種のお惣菜をHさん家にお届けしました。徒歩出勤で向かう先は、学校ではなく、六ツ門のイベントホールです。

 本日、文化祭2日目@シティプラザ会場。
 イベント制限がかかっている訳ではないので堂々開催、今年度は昨年見送られた中学生の見学もOKにして場内は満席。高校生の保護者も入場可。参加できない保護者に向けて、舞台の配信も行われるそうです。プログラムも、コーラス大会こそ各クラス1曲に減っていますが例年と変わらず(あ、演劇は行われませんでしたね)。

 開演15分前くらいにシティプラザに到着して会場後方で客席の様子を観察……してたら、去年は入れなかった中学生を中心に既にちょっとした興奮状態に陥っている生徒が多い様子。誰が合図を送っている訳でもないのに、或る一角が拍手をしたら釣られて会場内の数カ所から拍手が返ってくる、という遊びを1000人規模で延々と楽しそうに続けていて、何だか『どうぶつ奇想天外!』を観ている時のような懐かしい気持ちになりました。
 照明が落ち、オープニング映像、司会者挨拶、太鼓演舞、といつもの(ですがこの疫病禍下でよくぞの)流れ。高3は燃焼、高2以下に延焼(?)という感じでしょうか(来年度の「男く祭」も、もう始まっているんですよね、きっと)。

 いちばん楽しみにしていた池谷祐二氏の講演、捗る勉強法を脳研究の観点からというテーマで。
 書かれた文章はかなり読んだのですが、お姿を拝見するのもお声を拝聴するのも初めて。流暢な早口は聴き安く、ノンストップで立て板に水は何だか滅茶苦茶売り上げる通販の人みたい。効果的な勉強の方法という生徒指定の論題を全く外れずに一貫、脳科学の研究論文を援用しつつ12のポイントにまとめる……んですが、その内容が「日常性の維持」「やる気の有無とやるやらないは無関係(やる→やる気、の順番は不可逆)」「機嫌良く生きろ」に集約されるもので要は「日常性のEASY!」そのもの、というよりもF校の教育方針のステマみたいなもので、それを支える研究論文がよくもまぁこんなに沢山あるもんだと感心。終了後、同僚と軽口。
 同「録画してるなら毎年全ての生徒に見せたいくらいでしたね」
 私「誰か、池谷さんのお子さんを誘拐かなんかしたんじゃない?」
 同「え、何で?」
 私「無事に帰して欲しかったら、F校の教育方針を下支えする研究論文だけを集めろみたいな」
 同「え~、それだったら完璧に要求に応えてますね」
 私「多分、今頃感動の再会をなさってるんじゃないかと」

 そうそう、シティプラザの窓口でまだチケットが購入できると知って、6/19(日)の昼公演@シティプラザを衝動買い。舞台『Forever Plaid 2022 final』は川平慈英長野博松岡充・鈴木壮麻の4氏によるミュージカル。「衝動買い」と書いたようにどんな内容か全く知らないので、折角だからこのまま情報ゼロで臨んでみます。

 合唱コンクールは、今後(疫病禍収束後も)各クラス1曲を貫くんじゃないかなぁ、と予想。特に高1に2曲を課すのは厳しすぎるという意見が多数派を占めるんじゃないかと思います。元々、1学年4クラスが5クラスに増えた時にコーラス大会の時間が長くなりすぎるという問題が出てきてましたからね。

 さて、完全に「お客様」の私は仕事が無いまま舞台を見るだけ、タイミングを見計らってタクシーで自宅に戻ります。夜のホムパ@Hさん家に向けて朝のお炊事の続きを。
 柵で購入していたサーモン・カンパチ・マグロは一口大に切って、そこにボイル帆立も加える。白髪ネギと刻んだカイワレを入れ、コチュジャンソース(酢・刺身醤油・ごま油)と白ゴマとで和える。これで「刺身コチュジャン和え」が完成。1cmに切り分けた蒲鉾の中央に切れ目を入れ、大葉でくるんだ梅肉を挟み込む。これで「梅かま」が完成。
 Hさん家に持って行くのはこの2品(朝にお持ちした分を加えると4品)に、新潟「醸す森」の純米大吟醸を1本。

 5/01は「自粛御膳」お呼ばれ編@Hさん家、Hさん母子・F先生ご夫妻・私、の5人ですき焼きパーティー。八女のお肉屋さんでグラム500円の奇蹟みたいな牛肉が手に入った記念だそうです。〆のご飯(すき焼き丼)まで、食いに食ったり、飲みに飲んだり。