誰かが登り坂といい 誰かが下り坂という

 内田樹想田和弘『下り坂のニッポンの幸福論』読了、★★★★。別の本にも書かれている話が多かったけれども、座談の和やかさと(前半のZoomではなく後半の対面対談の舞台となった)牛窓の雰囲気とがそれを新しい風味にしてくれたような感じ。次に教科書教材として扱う内田樹「フェアな競争」の資料読み物2種類は、この本の一節と数年前の上野千鶴子さんの東大入学式スピーチとに決めています。

 特講明けなのに添削の無い朝、早起きをして徒然。何気なく冷蔵庫の野菜室を覗いたら、買いすぎた胡瓜3本、かなり老いたフルーツトマトが1つ。取り敢えず、実験的にトマトは凍らせることにしてラップ・冷凍庫。問題は胡瓜、コレをどうしようかと考えてスマホをちょちょっと弄ったら、まだ観たことが無かったロバート馬場さんのYouTubeチャンネルで胡瓜3本あっという間に蒸発、みたいな触れ込みのメニューが紹介されていました。名前は「母ちゃん直伝 ポリポリきゅうり」。胡瓜を適当に切る、砂糖・鶏ガラスープの素・醤油・水・酢・唐辛子を合わせた調味料をフライパンで沸騰させてつけ汁を作る、つけ汁に胡瓜・ごま油・煎り胡麻を入れる。洗い物まで含めて10分強で終わります。朝風呂が沸くまでの時間潰しになりました。

 高校クイズ研究部の部長(高2女子)以下3名が、夏に放送される『東大王 クイズ甲子園2022』という番組の県代表に選ばれて、7/31に東京で全国大会収録に参加することが決まりました。東京行きは(コロナ禍を考えたら)怖いかも知れませんが、現在のK市は人口比で換算したら東京より遙かに感染者数が多い状態ですから、東京行きは逆に「避難」になるんじゃ、など。
 しかし、生徒指導部への提出書類の「活動趣旨」に「己の知識の浅さを知り、貪欲に新たな知識を吸収し、修羅道の世を救う」と書いてきた部長氏、若しかしたら、これ、進捗着々みたいな感じなのかしら。

 時間割変更で今日の中3国語Ⅰの授業が別日に移動したので、今日はずっと机仕事の日。時間割変更の(割とデリケートな)作業はパズルで愉しい、授業準備は内田樹の文章で愉しい、用事があって進路指導室に行ったら事務嬢さんから春雨サラダのお裾分けを戴いて嬉しい。
 帰宅後は入浴、夕食の準備。先ず、凍らせたフルーツトマトをジャリジャリと摺り下ろして前菜を。

 7/14の「自粛御膳」。
 トマトシャーベット~ビーフシチュー~一汁一菜~野菜4種。
 ビーフシチューはセブンイレブンの「金の」シリーズで美味。一汁一菜は米抜きで味噌汁・梅干し。味噌汁の具材はベーコン・パプリカ・ニラ。野菜は事務嬢さんの春雨、H先生の玉蜀黍、たたきゴボウ、ロバート馬場さんレシピの胡瓜。