ミツバチの羽音

 日付跨ぎで飲み遊んでたら(というのが飲み屋街ではなく書斎で出来るというのがとんでもなくGuiltyなんですけれども)、そら起きるのは7時を過ぎる。入浴、徒歩通勤、学校入り9時。授業準備・時間割作業、その他机仕事を2時間強。徒歩帰宅の途中のラーメン店「N」で野菜ラーメン(島唐辛子2辛を追加)。今日は、午後から天神に出ます。入浴、着替えて出発、バスで西鉄K駅へ。

 天神では先ず「ジュンク堂」、移転後の売り場面積は大幅に縮小しましたが、それでも愛着は博多駅ではなくここ。移転直後に初めて訪問したとき、配置が大幅に変わっているのにも関わらず、案内を見なくても大体何がどこにあるのか分かってしまうのは我ながら不思議でした(無事に10月下旬を迎えられたら、遂に聖地・本店にも訪問できます)。紙袋1つにギリギリ入る分量の本、ユーミンの特集された「an・an」も忘れずに。
 西鉄グランドホテル1階のバーラウンジ「GROTTO」は、ガラス越しに瀧の流れる庭園を眺めながらカフェタイムを楽しめる場所。ケーキセット2000円弱のホテル価格で敷居は高いんですけれども、足が長いんでたまに跨いでしまいます。氷珈琲の入ったアイスコーヒーが椀子蕎麦状態なので、元を取ろうとガブガブ飲んでたら店を出る頃にはお腹がたぷたぷになるというのが恒例。今回は、ユーミン特集の雑誌がお伴ですから、読んでるだけでリッチになった気分で珈琲のお代わりは1回だけ……だったんですが、その「an・an」のユーミン特集、全ての頁に服飾のブランド名・値段が書いてあるその金額が6桁は助走で7桁からがスタートみたいな世界だったんで終始「ほへ~」ってなってました。

 ホテルから徒歩2分、某ビル3階の小さなライブハウスにて今日のメインイベント。「ROOMS」でライブを観たことがあるのは倉橋ヨエコタテタカコ、レイラーニ(我ながらマニアック)、谷山浩子……と、今回が4度目だか5度目だかの新居昭乃。今日は、レコ発ライブ『Bee Flight Tour』です(新譜は未聴で、今日の物販で購入)。100人ほどの小箱(椅子席)でどこに座ってもよく見える・聞こえるので整理番号は無視して開演ギリギリの入場、ドリンクオーダーは烏龍茶。
 福岡は故郷ということもあってガチガチに緊張するそう(確かに、東京で何度か観たライブとは感じが違う……んですが、それは客席と舞台との近さの関係もあるかも)。最初、2度目辺りのMCは本当に声が震えていましたもんね。アドリブに対する客席との応答で即興の曲を作っていくというコーナー、実際の作業工程が(少しだけ)見えて面白かったんですけれども、緊張の余りに動作がぎごちなくてハラハラしていまいました。歌っている間は全く別人になるのは、先日の髙橋真梨子の時と同じ。
 新居さん、気づけばファン歴25年を超えました。『ぼく地球』から入った「アニソン歌手」のイメージはその後数年で払われ(最後に彼女の名前がクレジットされたのを観たアニメは多分『ガサラキ』で何と前世紀!)、以降は一貫して「素晴らしいシンガーソングライター」という認識で追いかけています……とは言え、今回のセットリストに『空の森』からの楽曲が全く無かったのには流石にびっくり。「仔猫の心臓」「バニラ」などが辛うじて懐かしいレパートリーと言えましょうか。そして新譜『ミツバチの羽音』、ライブで数曲聴いただけですが久々に好みどストライクのアルバムかも知れず(『Velsipo』以来かも)、帰って聴くのが愉しみな帰りの電車でした(コロナ仕様なのかライブは100分程度と短め、17時スタートだったので19時の特急に乗れました)。

 10/02は「自粛御膳をお休み、「もりき」で独酌。
 小鉢2種〜アコウ煮付。
 20時過ぎのカウンターではマスターのスマホを借りてFご夫妻が野球観戦、攻守交代のタイミングを見計らってご退店です(試合の続きはご自宅で)。ソフトバンクが優勝したら処々でセールがとマスターが言うので、初めて野球の結果にちょっと興味が湧きました。野菜が安くなるなら。