Agitato 『君が思うより僕は危険』

 どの程度の理解度なのかは試験で確認するまで分かりませんが、藤田省三「『安楽』への全体主義」、中3の食いつきは悪くないです(今日は全3回中の2回目)。以前書いたかも知れませんが、漱石の「開化」が既習なので彼らは「内発」「外発」の概念を理解できますし、外発的に与えられる使い捨て製品の一回的享受反復という事態への筆者の批判もスマホ・PCの「世代」交代に身を晒す彼らには身近ですし(評論の書かれた1980年代には存在しない製品ですが)。
 そう言えば、今、加藤シゲアキ『できることならスティードで』を少しずつ少しずつ読み進めている途中なんですが、この筆者なら「安楽」評論を一読で理解共感するだろうなぁ、という記述に出会って「ほぅ」となりました。あと、どうでもいいですが「ミルクレープを一枚ずつめくって食べるのが好きだった」という記述に首肯再三ブンブンブン、「スケベ」心が見事に共鳴でした。

 3時過ぎに起床、昨日の特講の添削を終わらせて入浴。学校に移動して集計まで終わらせ、各先生方の机上に返却答案を置いたら7時を過ぎていました。授業は中3の藤田省三、前述の通りに「開化」との共通点を示しながら解説。

 定時帰宅は徒歩で、途中に自宅近くの魚屋と本屋とを梯子。今日は土鍋で白ご飯を炊いて納豆ご飯にしました(母君のお供え用の冷凍も7日分)。魚屋ではお刺身を1点と鰆の切り身とを購入(鰆は塩焼きに)。