これは昨夜の私の

 ……と自画自賛しながら寝て起きた朝。居間の炬燵は片付いている、台所の洗い物がきちんと乾燥機に入れるところまで終わってる、と昨日の自分の仕事をチェックしながら独りでドヤっていたところ、最後にふと覚える違和感。なぜ、コンロの上に洗い終わった大鍋が出ている?
 記憶の扉を開く前に冷蔵庫の扉を開き、すぐ目の前にあった大きなタッパーに何かが入っているのを目にした瞬間、これを作って洗い物までやって寝て起きたらすっかり忘れて果てているのだと知る。「きりざい」の洗い物まで終わった後、またもやまな板と包丁とを汚して、昨夜の泥酔男、鯛カマを煮付けてました。豆腐半丁と鯛カマ、チューブのおろし生姜。「うまかばい」1に水2、中火で12分、落とし蓋がないのでキッチンペーパーで代用。思いだしたんじゃなくて、多分いつも通りにやったんだろうなぁ、と想像しているだけです。
 これは「偉いもん」ではないよなぁ。何せ、記憶の外だもんなぁ。靴屋のこびとさんの童話って、アル中のメタファーだったりするのかなぁ。

 朝の職員室で白菜が余る~、と愚痴ったら、世界史先生(67回生の担任団でご一緒)が「私1日3食果物が無いと我慢できないんですけど、白菜は細切りを塩もみしてリンゴと和えたら良いですよ」と。
 ならば今夜はサラダと鯛カマじゃ。昨日「月空」で頂いた炊き込みご飯(朝の母君のお供えに早速)もありますし、夜はサラダと味噌汁とさえ作ったらあっという間に御膳の完成ですよ。

 本日は授業なし、共通テスト(←名称嫌)模試の監督業務のみ。数学の時間だけは開始から数分後に机間巡視をして、問題冊子の中頃の問題から解き始めないといけないのに最初のページから解き始めるという粗忽を犯している受験生を「肩ぽん」するのがマイルール。12月でも、クラスに2人居るんですから、受験生は余程気をつけて本番に臨まなければなりませんね。

 定時帰宅(途中でリンゴを購入するためにスーパーへ)。お風呂を追い炊きしている間にサラダの材料(リンゴ・白菜・ミニトマト)と味噌汁の具材(蕪・鶏肉)とを切っておきます。お風呂からあがったら先ずはサラダ、リンゴと(塩もみした)白菜とを和えて皿に盛り付け、周囲を半分に切ったミニトマトで飾る。ドレッシングは右半分にレモン、左半分に胡麻。最後に上からブラックペッパー。
 「冬物語」をかしゅぷしゅ~、サラダは世界史先生の仰った通りに美味い。サラダのお皿を洗って乾燥機に入れる間に、昨夜こびとさん(メタファー)が作ってくれていた鯛カマ煮付けをレンチン、2本目をかしゃぷしゅ~した「冬物語」と。鯛カマの皿・タッパーを洗って乾燥機に入れる間に、頂き物の炊き込みご飯をレンチンして漬物小皿には梅干し3つ。今度は日本酒のぐい呑みを出してきて634蔵目の日本酒(岐阜)を開栓。茶碗と小鉢とを洗って(茶碗は乾燥機に向かないやつなので拭くだけにして)小鉢を乾燥機に入れる間に、味噌汁の具材(鶏肉・蕪の葉・蕪)を昆布とイリコとの出汁(冷蔵庫内で水出し済)で煮立てて、最後に味噌を溶いたら1人前。ぐい呑みだけ洗ってないのはまだ呑むからで、岐阜のお酒がどんどん減っていきます。
 634蔵目・岐阜「初緑」(特別純米無濾過生原酒)。