一人じゃ悲しすぎる夜さ

 加藤シゲアキ『できることならスティードで』読了、★★★★。初。小説ではなくエッセイを手に取りました。何かの媒体で著者がレーモン・クノー『文体練習』を推しているというのを知って「良い!」となったのがきっかけ。読みながら、生きているステージは全然違うけれども志向のベクトルは似てるのかなぁ、と不遜なことを感じてしまいました(ミルクレープの食べ方に膝を打ったり、或る部分の記述に「『安楽』への全体主義」っぽさを感じたり、その他色々)。そして、読み終わった後にGoogleで「加藤シゲアキ 内田樹」で検索をして、やっぱりね、と。小説の方にも、いつか機会があったら手を出してみようかな。18日にドームでエイターデビューする私、次は読書でパーナデビューなのかしら。

 7時過ぎに学校入りして授業の板書準備。中3で現代文の授業が4コマ。合間に授業準備、昼休みには高2のクイズ研究会のメンバーと写真撮影(卒業アルバムに掲載されるものです)。
 学校近くのスーパーで食料品を買って帰宅。スーパーから自宅までタクシーで帰ろうかと思いましたが、今日は試しに歩いてみました。20分強、レジ袋(大)2つ分を提げて徒歩帰宅は腕が痛くなりますね。自炊は「作る」以外の工程が大変、免許の無い人間には買い物が鬼門です。コロナ禍以降は、ご高齢の男性の独り客が増えている様子で、レジの自動支払機で戸惑っていらっしゃるのをよく見かけます。

 夕食はコンビニ購入のズリポン酢、味噌汁。その後、豚肉と菠薐草とで常夜鍋向田邦子「くらわんか」に書かれたレシピですが、檸檬と醤油とで作るつけダレはポン酢で代用しました。ポン酢至上主義なので、自炊を始めて以降「味ぽん」は1リットルサイズを(予備1本も含めて)常備していますし、それとは別に旅行先で自分用にご当地物を購入しています。
 635蔵目・千葉「篠緑」(金紋 純米酒)。